2023/5/14
国民体育大会、いわゆる国体が「国民体育大会」という名称から、「国民スポーツ大会」に変更したことをご存知でしょうか?
2018年「スポーツ基本法の一部を改正する法律」が国会で成立したことで、名称変更となりました。
ちなみに変更理由は様々ですが、体育とスポーツは異なるというのが大きな理由のようです。
体育は、身体に関する教育ですから、英語にすると「Physical Education(フィジカルエデュケーション)」となります。
しかしながら、sports(スポーツ)は身体運動の総称で、勝敗を競ったり楽しみを求めるもの。
もっと分かりやすく説明すると、全員が同じように上から(教育をする側)の指示によって体を動かす体育と、選手それぞれの楽しみ方を尊重とするスポーツの違いかなと思います。
正確に調べたわけではないのですが、1964年と2021年に開催された東京オリンピックの日本選手団の入場の様子が大きく変化していることにも、時代の変化が表れているのではないでしょうか。

引用元:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20210723002630.html

引用:NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20210802_1679752.html?DETAIL
余談はさておき先日、2025年に開催される第79回「国民スポーツ大会」及び、第24回「全国障害者スポーツ大会」の開閉会式や、陸上競技で使用される予定の平和堂HATOスタジアムオープン記念式に出席させて頂きました。

正式名称は彦根総合スポーツ公園陸上競技場ですが、滋賀でおなじみのスーパー「平和堂」さんが命名権を取得。2028年3月までの間、この名称となりました。
最大収容人数は15000人。陸上競技場としては滋賀県最大で、彦根城や城下町の瓦屋根をイメージした配色デザインや、観客席まわりの段差もなくバリアフリー化が意識され、様々なところに配慮がされスタジアムだと感じました。
式は主催者である三日月大造滋賀県知事の挨拶に始まり、ネーミングライツパートナーである平和堂の平松正嗣 代表取締役社長からも挨拶がありました。
平松さんの挨拶の中で夏原平和(なつはらひらかず)前社長の名前は、その先代である夏原平次郎さんが戦争を経験する中で、子どもたちだけでも平和に生きて欲しいという思いで付けられたことをお話されました。そこから来ている平和堂の名称。
そして、その名前が付いたスタジアムが滋賀に誕生したことは、このご時世、大きな意味があることだと感じていました。

式は来賓祝辞や祝電披露、テープカットの後、除幕式があり平和堂イメージソング「かけっことびっこ」を近江高校吹奏楽部の皆さんが演奏してくれました。
またオープン記念アクトとして、再び近江高校吹奏楽部の皆さんがT.M.Revolutionこと、西川貴教さんの名曲HOT LIMITや江州音頭をファンクヴァージョンにアレンジして演奏してくださり、会場は大きく盛り上がりました。
終了後希望者にはスタジアムの案内をしてくださり、素晴らしいトラックや様々な種目で使用する器具、解説席などを見せて頂くことができました。

個人的にはスタジアムのルーバーが錆ていることが気になりました。

ルーバーというのは棒や板状の材料を並べた形状のことですが、日本語でいうなら「鎧戸(よろいど)」「ガラリ戸」でしょうか。
建築で使われる時は通気や採光を確保しながら、外部の視線を遮る遮蔽版としての役割を担うものとして使われています。
スタジアムの周囲にもこれがあり、それらは錆びて茶色っぽい色をしていました。調べてみる普通のサビ(赤サビ)が金属を腐食させるサビであるのに対して、黒サビと呼ばれるサビを意図的に生み出していくことで、これ以上は錆びが進行しなくなり、金属を腐食から守ってくれるうえにメンテナンスの必要がなくなるというメリットがあるようでした。
様々なところに工夫を散りばめられた平和堂HATOスタジアム。
これから滋賀のスポーツの発展の為に、県民の皆様に愛される施設となってくれることを期待しています。








この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>野田 たけひろ (ノダ タケヒロ)>錆と平和堂HATOスタジアム