2025/6/20
新規火葬場の建設は、都内での用地確保の難しさ、周辺住民の皆様のご理解と合意形成といった、極めて困難な課題を伴います。私自身、東京都内各所の複数の用地を検討しておますが、世田谷区内であれば砧公園の地下利用について世田谷区議会で議論されてきた経緯があります。区民の皆様、区議会での議論の経緯を尊重し、私も砧公園の地下利用を有力な選択肢の一つであると考えております。
砧公園は「都市公園」であり、その利用目的は都市公園法によって厳しく定められています。火葬場の建設には、都市計画の抜本的な見直しや、用途変更に向けた都の許可、さらに世田谷区独自の条例(住宅地からの距離規制など)のクリアが必須となります。これは、極めて複雑で時間のかかるプロセスであり、法的にも前例の少ない挑戦となります。
砧公園は世田谷区民にとって、日々の憩いの場であり、かけがえのない緑地です。その地下利用に火葬場を建設することに対し、周辺住民の皆様からは、公園の環境への影響、交通量の増加、心理的な抵抗感など、強い懸念や反対の声が上がることは容易に想像できます。この懸念を払拭し、地域住民の皆様の深い理解と協力なくしては、事業の推進は極めて困難であると認識しています。
地下化することで、地上の景観や利用への影響は一定程度抑えられます。排気、排水、騒音といった火葬場特有の環境負荷に対する最新技術の導入と、その安全性を科学的根拠に基づいて徹底的に説明する責任があります。
この困難な砧公園案を「実施に向けて取り組んでいきたい」という皆様のご意思を選挙を通じてお示しいただけましたら、私は都議会議員として以下の覚悟と手順を持ってこの問題に取り組むことをお約束します。
世田谷区単独ではなく、東京都が主体となり、砧公園地下の地質、周辺環境、交通への影響、そして世界最高水準の環境技術を導入した場合の具体的な環境負荷シミュレーションなど、詳細かつ徹底的な技術的・実現可能性調査を実施します。同時に、私のこれまでの国政での経験・人脈・技術の持てる限りを総動員して、都市公園法などの法的制約をクリアするための、具体的な法改正や制度設計の検討を先行させます。
一部の住民だけでなく、世田谷区民全体、そして都民の皆様に対し、包み隠さず全ての情報を公開し、火葬場が現在の東京にとって「なぜ必要なのか」、そして砧公園案が「なぜ検討に値するのか」を丁寧に説明します。そして、地域の皆様の疑問や不安に対し、個別の説明会、ワークショップ、オンラインプラットフォームなど、あらゆる手段を用いて対話を重ね、時間をかけて理解と共感を醸成していく覚悟が必要です。
世界には、景観や環境に配慮し、地域に受け入れられている火葬場の事例も存在します。それらの先進事例を徹底的に研究し、砧公園の特性に合わせた「東京モデル」を構築します。単なる火葬施設としてではなく、例えば公園と一体化した慰霊の空間や、防災機能を持たせるなど、地域に新たな価値をもたらす複合施設としての可能性も探ります。
このような大規模なプロジェクトには、莫大な費用と長期にわたる計画が必要です。東京都として、必要な財源を確保するための具体的な方策を検討し、数十年単位の粘り強い事業計画を策定します。
砧公園の地下利用は、非常に困難な道程になることを覚悟しなければなりません。しかし、世田谷区議会が全会一致で陳情を採択したことからも、この問題への都民の皆様の切実な声は明らかです。
都議会議員として、私はこの声に真摯に向き合い、「困難だから諦める」のではなく、「困難だからこそ、知恵と覚悟を持って解決策を探る」 姿勢で、この重要な課題に取り組んでまいります。
この問題について、皆様のご意見やご提案をぜひお聞かせください。
東京都議会議員候補 河村建一
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ホーム>政党・政治家>河村 建一 (カワムラ ケンイチ)>東京火葬場問題②【解決に向けて】 都議会でどのように解決に導いていくか #東京都議選 #世田谷区