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江戸川区「松本」の地名の由来

2022/6/3

江戸川区「松本」の地名の由来(金井たかしの「江戸川区情報」)

江戸川区の地名の由来を調べていることで、「松江」と「小松川」という「松」の名称が入る地名を見てきていますが、他に江戸川区には「松本」や「松島」の地名もあります。そこで、今回は、「松本」の地名の由来を調べてみることにしました。

ウィキペディアの説明では、「松本」の地名は、旧来の「松本村」に由来します、ということが書かれていますが、その「松本村」の地名の由来については触れられていません。

江戸川区公式サイトでの資料を見ると、そこでの説明で、「応永(おうえい)5年(1398)の『葛西御厨注文(かさいみくりやちゅうもん)』では「鹿骨」「一色」「松本」の3地名が登場しています。」と記載されていて、「松本」の地名が約600年前にはあったことがわかります。

次に江戸川区に関する文献を見てみました。『江戸川区史 第1巻』914頁には「『小田原衆所領役帳(おだわらしゅうしょりょうやくちょう』(注:相模の戦国大名北条氏康[1515年(永正12年)~1571年(元亀2年)]が作らせた、一族・家臣の諸役賦課の基準となる役高を記した分限帳)に「森弥三郎二拾貫文葛西松本郷元富永知行」とある通り松本郷と称した土地である。」と記載されていますが、「松本郷」の「松本」の名前の由来までの記載はありませんでした。また、『江戸川区史 第3巻』630頁には、「『葛西志』松本村の項に「弁天社、社の右側に庵を建て社を守る僧をれり、此庵と社の間に直立の老松三本あり、その中央なる松、いかなるゆへにや、地上一尺許より別に一枝を生じて、笠の形に蟠延せる事、凡八九間四方もあるべし。尤奇木といふべし」と記され当時の状況の一端がうかがわれる。」との記載があり、「松本」の地名に松が関係しそうな記載があるのですが、明確な由来の記載はみあたりませんでした(なお、『葛西志』が書かれたのは昭和5年で、これはそれほど古い文献ではありません)。この文献に出てくる松本の「松本弁天」には参拝をしたことがありませんので、機会を見つけて参拝をしたいと思います。

今回、江戸川区「松本」の地名の由来を調べてみましたが、大変古い地名であることまではわかりましたが、あまりないことなのですが、具体的にどのようなことが地名の由来になっているかは探すことができませんでした。「松本」は「松」に関係する地名であろうこということまでで、今回の記事は終わりにしたいと思います。(筆者金井たかしのプロフィール

 「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)

弁護士 金井高志(金井たかし)

(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)

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著者

金井 たかし

金井 たかし

選挙 江戸川区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 4,396.036
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肩書 江戸川区議会議員 弁護士 元 武蔵野大学・大学院教授 元LINE監査役
党派・会派 自由民主党
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