2022/4/7
江戸川区立中学校の制服の選択制
(金井たかしの「江戸川区情報」)
2022年2月11日の毎日新聞で「なぜ女子はスカート限定? 『不合理校則』に声上げる生徒たち」というタイトルの記事が掲載されていました。これは、千葉県市原市の県立姉崎高校で、男子のみとしていたズボンの制服を女子にも認める校則についての記事ですが、生徒のなかで「『女子=スカート』は違う」「性的少数者に配慮すべきだ」との意見があったことが理由として記載されています。
この記事を読んで、江戸川区の中学校において制服の選択制が認められていることを思い出しましたので、そのことを確認するために少しネットで調べてみました(このブログは2月中に作成しようと思っていたものですが、大学関係業務の繁忙期の関係で4月になってしまいました。)。
まず、江戸川区の公式サイトで、「制服選択制」で検索をしましたが、特に制服選択制の情報が出てきませんでした。
ネットでの記事としては、次の報道がみつかりました。
「江戸川区立中の制服『選択制にして』 区内高校生が区長に1万1000人分の署名提出 男女別で苦しむことないように」(奥野斐(2020年8月15日付東京新聞朝刊))
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/35005/
ここでは、署名提出に対して、斉藤区長が制服選択制を実現する方向で検討するという姿勢を示したことが報道されていました。
その後、昨年2021年11月には、以下の報道がなされています。
NHK 首都圏ナビ WEBリポート 「“ジェンダーレス制服”導入広がる 学校の「男女分け」に苦しむ生徒も」(2021年11月19日)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20211119gg.html
ここでは、「江戸川区では中学校の3分の1で、今年度、制服選択制を導入しました。」と記載されています。そして、スラックスかスカート、そしてネクタイかリボンの組み合わせを自由に選択できる「制服選択制」を導入している江戸川区立瑞江第二中学校の校長先生の話として「ふだんの生活でスカートをはかないという女子もいますし、性別に違和感があるという生徒もいますので、どんな生徒も学校生活をおくりやすいように制服選択制を導入しました。」ということが紹介されています。
また、江戸川区の瑞江第二中学校では、「制服を選択制にしたことがきっかけとなり、無意識のうちに潜んでいた男女分けについて教員たちが考え、意識を変えることにもつながっています。」ということも紹介され、男女別の出席名簿が男女混合にされ、また、男子が青、女子が赤というトイレ表記の色を黒に統一することなどで、ジェンダーバイアス(「男らしさ」「女らしさ」などの男女の役割に関する固定的な観念や、それに基づく差別・偏見・行動などのこと)を解消する取り組みがなされているようです。
現在、江戸川区では、公立中学校の約3分の1の学校で制服選択制が採用されているわけですが、自己の性別に違和感を持つ生徒がいること(制服選択制はトランスジェンダーの生徒にとって重要な課題です)、また、ジェンダーバイアスを解消する必要があることなどを考えると、今後も、江戸川区の公立中学校において制服選択制がより広まるとよいと思います。
(金井たかしのプロフィール https://go2senkyo.com/seijika/180638)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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