2025/4/7
金井たかしの「江戸川区情報」(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る)江戸川区議会議員・弁護士・武蔵野大学法学研究所客員研究員
2025年3月28日、江戸川区議会自由民主党の会派の視察で仙台市荒浜小学校の震災遺構を訪問しました。この視察は、東日本大震災の教訓を学び、災害時の対応について理解を深めるためのものでした。
視察には仙台市まちづくり政策局防災環境都市・震災復興室の赤間氏が同行してくださり、災害時の状況について詳しく説明していただきました。今回は、この視察について書いておきたいと思います。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の荒浜小学校の震災遺構は、震災の教訓と地域の記憶を後世に伝えるために公開されています。
校舎の屋上からは荒浜地区全体を見渡すことができ、海との位置関係を確認しながら、被災前後の風景を比較することができました。また、4階では地震発生から避難、津波の襲来、救助されるまでの経過を写真や映像で振り返り、災害への備えについて学ぶことができました。
東日本大震災について、赤間氏からの説明で印象に残ったことは、海岸から約700メートル内陸にある仙台市荒浜小学校の震災遺構のある荒浜地区は、大きな津波が来ることは想定されていない地域であったため、多くの住民が津波に対する危機意識が低く、避難の重要性についての認識が不足していたということでした。
また、校舎に避難した一部の住民は1階の入り口で靴からスリッパに履き替えて避難したということで、被災後の避難の際に靴を履いての避難ができず危険であったという説明もありました。
そして、東日本大震災では、震災当日、荒浜小学校の校舎2階まで津波が押し寄せ、多くの住民が避難し、児童や教職員、住民ら320人が校舎に避難し、一晩を過ごしました。
視察中、赤間氏から校舎の屋上で一晩過ごした際のトイレの課題についても説明がありました。想定以上に多くの人が避難してきたため、非常用トイレでは足りない状況となり、トイレの問題が大きな課題となったということです。
災害時には、トイレの確保が命を守ることと尊厳を守ることに直結するため、避難所のトイレ環境の整備が重要であることが改めて認識されました。
(校舎の屋上からの津波後の現在の荒浜地区)
今回の視察を通じて、普段から災害時の危機意識を持つことの重要性、避難の重要性とトイレ環境の整備の必要性を強く感じました。この視察で得た知見は、江戸川区の防災への備えに大いに役立つと確信しています。
荒浜小学校の震災遺構は、震災の教訓を学び、防災意識を高めるための貴重な施設であり、今後も多くの人々に訪れていただきたいと思います。(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る)
金井たかし(高志) 江戸川区議会議員・弁護士(元 武蔵野大学法学部・大学院教授 元LINE(株)監査役)
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