2026/7/4
【未来につなぐ苗木と若者たち】
美瑛町の竹内山林緑化農園さんは、1923年の創業以来、美瑛町を主に苗畑でトドマツ・カラマツなどの苗木を育て続けてこられた、国内一の規模を誇る苗木生産者です。
平成9年には農林水産祭で天皇杯を受賞されるなど、その技術は全国的にも高く評価されています。
このたび、そんな竹内山林緑化農園さんに道立北の森づくり専門学院(通称:北森カレッジ)の生徒さんたちが実習に来られると伺い、林活地方議連の一員として、私も勉強しに伺いました。
青空の下いっぱいに広がる苗畑や自動化されたハウスの中に並ぶ苗木の列、冬を再現して育てるための冷凍貯蔵庫。
一本の苗木が出荷されるまでに、多くの手間と工夫が積み重ねられていることを、あらためて実感しました。生徒さんたちも真剣な表情でメモを取りながら、社員の皆さんのお話に熱心に耳を傾けていました。
以前、竹内会長から「木を育てることは、海を守ることにもなるんだよ」と一冊の本を教えていただいたことがあります。
宮城県気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんの著書『森は海の恋人』です。
畠山さんは、海を豊かにするため山に木を植える「森は海の恋人」運動を長年続けてこられた方です。広葉樹の落ち葉が土の中で腐葉土となり、そこから生まれる「フルボ酸」が鉄分と結びついて「フルボ酸鉄」に。それが川を通じて海に流れ込み、植物プランクトンを育て、豊かな漁場をつくっていく——。山を育てることが、巡り巡って海の恵みにつながっているのです。
私が尊敬する石原慎太郎閣下が国会でも引用された、こんな言葉があります。
「明日世界が終わるとしても、僕はリンゴの木を植える」
閣下が好んで引用されていたフレーズです。どんなに状況にあっても希望を捨てず、未来に向けて地道に行動し続ける——。「自分のためだけでなく、20年後、30年後の子どもたちのために今何をするかが問題だ」。閣下はそう語っています。
苗木を育てるということは、人を育てることにも、どこか似ていると感じます。時間をかけて手をかけ、見守り続けることで、いつか大きく育っていく。
北森カレッジで学ぶ生徒さんたちの真剣な姿に、次の時代の林業を担う頼もしさを感じました。
北森カレッジでは、来年度(令和9年度)入学の生徒さんを募集中です。林業・木材産業のスペシャリストを目指したい方、北海道の森づくりに興味のある方は、ぜひご覧ください。
▼北海道立北の森づくり専門学院(北森カレッジ)入学試験情報
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/kms/68577.html
未来へつながる仕事を、ぜひ多くの方に知っていただければ嬉しいです。
竹内山林緑化農園さんの日々の取り組みも、Instagramでぜひチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/tsp_1923?igsh=Z2w1ZGhjNjRrcXQx
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