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渡辺 しょう ブログ

【府中市】市議会市庁舎建設特別委員会の結果

2026/9/11

府中市議会議員の渡辺しょうです。
本日9月11日は市庁舎建設特別委員会が開催されました。新庁舎は、いよいよ完成が見えてきました。今回は、工事の進捗に加えて、12月の落成記念式典・内覧会、そして全面稼働後にどんな時間帯に、どんな使い方ができるのかという運用面が中心の報告でした。本日の内容を以下、ご報告します。

工事の進捗率は98.82%

直近3か月は、6月・7月に外装工事、内装工事、外構工事を実施。8月は外構工事に加えて、建築基準法・消防法等に基づく「はなれ」のしゅん工検査を受け、建物本体および「はなれ」の引き渡しを受領しました。府中消防署、建築指導課、財産活用課による検査では大きな指摘はなく、合格通知を受領しています。
工事進捗率は、8月31日時点で全体の98.82%。工程に沿って順調に進んでいます。
残る工事は、1階のカフェ・コンビニ・ラウンジの内装工事と、西側外構部の復旧工事などです。9月・10月に「おもや」の外構復旧等工事とラウンジ等の内装工事を行い、11月に工事完了・しゅん工検査という予定です。外構工事は天候に左右されますが、雨天の影響も見込んで工程を管理しており、11月末の竣工に遅れはない見込みとの説明でした。

完成した場所

今回の委員会では、完成した場所の写真も示されました。
・屋上テラス「そら庭」…ベンチを設置し、休憩スペースとして整備
・通り庭…9月1日に開通し、供用を開始
・1階待合ロビー…若草色のスチールパネルを使用。案内カウンターには、姉妹都市・佐久穂町から寄贈された唐松を使用
・2階協働スペース「つなぎば」
・2階図書館「ふるさと文庫」…木材を用いた温かみのある空間
・地下駐車場…コンクリート柱に案内サインを設置
木材については、姉妹都市・佐久穂町の木材や多摩産材を使用しており、おもや・はなれとも建物外装の軒裏部分に杉板を採用、おもや西側の部分にも使われています。具体的な使用数量は現時点では把握していないとのことでした。

落成記念式典と内覧会は12月19日

落成記念式典は、令和8年12月19日(土)午前10時開始。招待者は、国会議員、府中市選挙区ゆかりの議員、府中市選出の都議会議員、市議会議員、設計者、施工者、府中市の関係団体等で、規模は約110人を予定(調整中)。式典終了後、建物内を案内する予定です。
内覧会は、同じ12月19日(土)の午後2時から。対象は府中市民の皆様で、予約不要・定員なしです(あまりにも多く集まり、安全上危険な場合は整理する可能性があるとのこと)。見学範囲は基本的に「はなれ」ですが、屋上テラスへは「おもや」5階からブリッジを渡るため、5階の一部も範囲に含まれます。
内覧会の周知は、広報ふちゅう・ホームページに加えて、市公式SNS、メール配信サービス、デジタルサイネージを活用していくとのこと。また、各障害者団体には、おもや完成時と同様に別途案内する機会を設ける予定です。
土曜日の午後、予約なしで入れる内覧会です。ぜひ、ご家族やご近所の方とお越しいただければと思います。

全面稼働後の出入口の開放時間

新庁舎が全面稼働した後、どの入口が何時から何時まで開いているのか。かなり細かく設定されています。
【1階】
・おもや西側出入口…全日24時間(12月上旬から)
・おもやメインエントランス・東側出入口…平日8時〜18時、土曜開庁日8時〜12時30分
・はなれメインエントランス、東側・西側出入口…全日8時〜23時
・カフェ出入口…全日7時〜20時
・歴史展示室・図書館出入口…全日9時〜19時
・ラウンジ・コンビニ出入口…平日6時〜22時、土日祝日7時〜18時
・通り庭…全日6時〜23時
・市営駐車場出入口…全日8時〜23時(入庫は22時まで)
【2階】
・おもや・はなれ屋外ブリッジ出入口…平日8時〜18時
・はなれ南エレベーター…平日8時〜19時、土日祝日9時〜19時
【地下1階】
・おもや東エレベーター…平日8時〜18時、土曜開庁日8時〜12時30分
・はなれ北・南エレベーター…全日8時〜23時
おもや西側出入口を24時間開放とするのは、西側玄関に庁舎管理室があり、夜間・深夜帯でも手続きの受付が可能なためです。通り庭を6時から23時としたのは、24時間通行とすることへの防犯面の懸念に加え、建物が6時オープン・23時閉館であることを踏まえた設定とのことでした。

夜間(23時〜6時)の防犯体制

委員会で、私は夜間の防犯体制について質疑しました。24時間の照明を設置し、24時間365日の警備体制を構築、夜間は6人体制で対応するとの説明でした。従来の防犯カメラに加えて、警備員による巡回も実施します。迷惑行為・危険行為が確認された場合は、警備員が注意喚起や退去要請を行い、従わない場合は警察と連携して対応するとのことです。
夜間も開いている場所がある庁舎は、便利さと表裏一体で、周辺にお住まいの方のご心配もあるところです。運用が始まってからの状況を、しっかり見ていきたいと思います。

カフェ・コンビニ・ラウンジ

配置は、カフェが「はなれ」の大國魂神社側、コンビニ・ラウンジが「はなれ」の府中街道側です。
<カフェ(タリーズコーヒー)>
南側に出入口を2か所設置し、店舗前・東側の軒下には、店舗を利用しない方でも使える休憩スペースを設けます。温かみのある内装で、キッズスペースや、予約可能な半個室スペースも設置されます。通常は午後8時までの利用を想定。例大祭や年末年始には6時から22時の範囲で営業時間を延長する案もありますが、事業者と調整中で決定はしていないとのことです。
<コンビニ(ローソン)>
庁舎の外観と調和した落ち着いたデザインで、木材や暖簾を用いた和風の内装。陳列棚やレジの壁面には黒色を採用しています。府中市内で生産された野菜の販売も検討中で、棚の一部にエリアを設ける方向で調整中、仕入れ方法・ルートを事業者側で確保しているところとのこと。災害時の物資については、ローソン等が東京都と災害協定を締結済みであり、これを活用する形で検討中との答弁でした。
<ラウンジ「縁がわ」>
コンビニに隣接し、ソファ席・テーブル席・カウンター席など多様な座席を配置。人工の観葉植物を取り入れた安らぎのある空間です。席数は室内35席、テラス席12席の予定。運営主体は府中市で、清掃やトラブル対応も市が行います。Wi-Fiは東京都のWi-Fiを利用予定で、各テーブルへの電源設置はありません。
カフェ・コンビニ・ラウンジは、内装工事完了後の開店準備を経て、12月中旬のオープン予定です。

ラウンジ「縁がわ」の利用ルール

私も今回の委員会で質疑しましたが、店舗で購入した商品の飲食ができるほか、持ち込みも可能とする方針です。喫煙は喫煙所を利用すること、大きな声での会話は控えることを周知します。長時間利用への懸念から、2時間以内の利用を協力依頼する形で注意喚起し、長時間の居座り等については職員や警備員が指導、従わない場合の対応も検討していくとのこと。隣接するコンビニとの情報共有・連携も検討します。
無料で誰でも使える場所だからこそ、ルールの設計は難しいところです。学生の学習利用や子育て世帯の居場所としても期待される場所ですので、実際の利用状況を見ながら、市民が納得できる運用に育てていってほしいと思います。

図書館の開館時間と、夜の居場所

現在の宮町図書館は午後5時までの会館ですが、「はなれ」への移転に合わせて午後7時まで拡充されます。仕事帰りの方や学生が利用しやすい環境をつくり、交流を促す狙いです。19時以降に市民が利用できる「はなれ」の場所としては、コンビニ・カフェ・ラウンジがあります。まずはこの運用で開始し、今後の市民の声や動向を注視するとの答弁でした。
私からは、市民ニーズがあるのであれば、中央図書館のように22時頃までの運営も検討してほしいと要望しました。夜に安心して過ごせる公共の居場所は、府中にはまだ多くありません。「開けてみたら使われた」という順番もあると思います。
協働スペース「つなぎば」については、執務室を兼ねた一体管理のスペースであるため、基本的には開庁時間内の利用を想定。会議・説明会等で担当部署と団体が共同で利用する場合は夜間の利用も想定しており、予約についても担当部署の判断で夜間利用が可能と考えているとのこと。利用時間の延長は、はなれ全体の運用時間を踏まえ、利用状況やニーズを見て検討していくとの説明でした。仕事帰りに活動する市民団体は多いので、ここも実態を見て柔軟に考えてほしいところです。

駐車場・駐輪場

市役所の地下駐車場は、9月14日にオープンします。現在、機械の点検等を実施中で、南駐車場で研修を行いながらノウハウを習得しており、経験者を市役所駐車場に配置し、研修中の人員を南口に配置する方針とのことです。
入庫は原則として左折入庫を優先し、右折入庫の際は警備員の誘導に従っていただく形。出庫は両方向可能です。混雑や滞留は歩行者や近隣にお住まいの方のご迷惑になるため、運営開始後は注視しながら進めるとのことでした。
地下駐車場のオープン後も、南口市営駐車場は引き続き利用可能です。ただし、無料となるのは2時間の割引に限られ、それ以上は利用料が発生します。新庁舎のコンセプトである「賑わいをつなぐ」を踏まえ、市役所の駐車場を来庁者だけでなく広く市民に開放し、両駐車場を相互に利用できるようにすることで、利便性の向上を図る方針です。南口市営駐車場は満車になる時期も多く、現状の相互利用を維持していくとのことでした。
駐輪場については、新庁舎で初めて利用料金を課金する動きとなったため、周知の浸透が課題になっています。府中市議会の傍聴で来庁された市民の方が料金設定をご存じなく、認識のずれがあったという委員からの指摘もありました。施設利用者間の公平な負担の観点から、一定時間を超えた利用には所定の料金を負担いただく制度としており、議会傍聴のみを理由とした2時間超過分の免除は設けていないとのこと。引き続き、利用者への声かけ等で案内していく方針です。

通り庭の活用と、雨だまりの改善

通り庭(縁側スペース)のイベント利活用については、まちづくり府中との協定締結後、令和8年11月から予約の受付を開始し、全面稼働後(令和9年1月想定)の利用となる予定です。けやき並木から大國魂神社、府中市役所から本町エリアへと続く連続性を活かしたイベントが期待されます。市民からの提案を受けて、「まちづくり府中」と連携しながら様々なイベントを行っていく想定とのこと。キッチンカーの利用頻度に関する明確なルールは未定で、「まちづくり府中」が全体の予約状況を調整し、規模等を踏まえて決めていく方針です。弁当店等の希望があれば、利用申請を行ったうえで販売も可能との想定が示されました。
また、私からは、通り庭に雨水が溜まる箇所が多いことを指摘しました。雨水が溜まる部分は建物の段差があり、地表に浸透できないという設計上の課題があるとのこと。来庁者の動線に影響がある部分や、著しく雨が溜まる部分は改善が必要と認識しており、11月末までに安全な改善作業を実施する予定との答弁でした。

安全・防災・誰もが使いやすい庁舎に向けて

このほか、他の委員からは次のような指摘・要望が出されました。
・コード化点字ブロック…視覚障害者福祉協会から、スマートフォンをかざすと情報を得られる高度化点字ブロックの設置希望が出ています。屋外の点字ブロックはメンテナンスや劣化に伴う課題が見られ、まだ開発段階との認識で、現時点での導入には至っていないとの答弁。委員からは、実証実験も行われており、市役所内で迷わず移動できるよう維持管理も含めて検討してほしい、障害のある方の内覧会でも意見を聴取してほしいとの要望がありました。館内の部署が分かりにくいという市民の声もあり、案内表示の改善も求められています。
・帰宅困難者・豪雨時の対応…大規模災害時、混乱防止のため特に必要がある場合は、庁舎の安全性や業務への影響を踏まえ、状況に応じて柔軟に対応するとの答弁。東日本大震災の際には府中駅前で約1,300人の滞留者が発生し、府中第一小・第三小・第三中・グリーンプラザ・文化センター等を開放した経緯があります。令和6年に修正された地域防災計画にも帰宅困難者対策があり、防災課も含めて対策を検討し市民に示してほしいとの要望が出されました。
・地下駐車場の浸水対策…地下駐車場は地形上1メートルほど下がっており、水が流れる地形です。グレーチングを3か所設置し、想定以上の雨量時は土のう等で対応するとの答弁。現在、水害時に自動で閉鎖する止水装置は設置されていません。自動止水板が壊れて駐車場が水没したビルのニュースを踏まえ、無人時の自動対応が可能かという懸念が示され、他自治体の事例も踏まえた止水盤の研究や検討が要望されました。
・階段の視認性…階段の段の先端に薄いグレーの塗料を着色し、視覚的に段を認識できるようにしているとの答弁(レンガブロックの色とのコントラストを考慮して色を決定)。委員からは、床と同化して暗所での踏み外しの危険があるため、目立たせる対策の検討が求められました。
・外構・段差…庁舎敷地内の外構工事は外構復旧工事に含まれ、手直し等も基本的にこの工事の中で対応します。免震建物の構造上、車寄せや職員用駐輪場付近の段差は解消しきれず、外構復旧工事で階段を調整する形となります(地盤レベルと北側の職員用駐輪場レベルの差は100ミリ)。
・市民が集える場づくり…「市役所が立派すぎる」、「DXが進む中で必要か」という市民の声がある一方、中心市街地につながる立地を活かすべきとの意見もあります。コミュニティガーデンの講座では市民約25〜26人がプランターへの土入れ作業を行い、月末に花を植える予定とのこと。市民が憩い、集える居場所づくりを意識してほしいとの要望が出されました。

周辺道路の整備スケジュール

・東側道路…来年度に街路の築造工事を実施し、完了予定
・北側道路…来年度から水道等諸物件の移設を実施し、令和13年度に街路築造工事を実施予定(電柱の抜柱は令和12年度予定)
・南側道路…今年度中に庁舎敷地でセットバックした部分のL型移設と舗装を実施。来年度から電線共同溝の設置工事を実施し、令和12年度に道路工事を予定(電柱の抜柱は令和11年度予定)

事業費と、今後のスケジュール

事業費については、令和8年度予算額まで含めた金額で、工事費が約188億6,000万円、全体事業費が227億7,000万円を見込むとの答弁でした。
なお、公用車はリザーブ分を含めて63台。公用車エリアには一時停止マークを路面表示し、ゲートバーを設置して一般車が進入できないようにするとのことです。
今後のスケジュールは次のとおりです。
・9月14日…駐車場オープン
・11月…工事完了・しゅん工検査
・12月中旬…カフェ・コンビニ・ラウンジ オープン
・12月19日…落成記念式典・内覧会
・1月4日…全面稼働

以上のような議論が交わされ、
市庁舎建設特別委員会の報告は了承されました。

おわりに

新庁舎の建設は、府中市にとって何十年に一度の大事業です。227億円という金額に対して、市民の皆さんから様々なご意見があることも承知しています。だからこそ、建てて終わりではなく、「どれだけ市民に使われる場所になるか」で評価されるべきだと考えています。
図書館の開館時間、ラウンジの使い方、通り庭のイベント。今回の報告は、そのほとんどが「運用」の話でした。運用は、後からでも変えられます。実際に使ってみて感じたことを、ぜひお聞かせください。委員会の場でしっかりお伝えします。
まずは、12月19日(土)午後2時からの内覧会。予約は不要です。皆さんの目で、新しい庁舎を見ていただければ幸いです。

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渡辺 しょう

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