2025/12/25
府中市議会議員の渡辺しょうです。
本日、開催されました「令和7年度第3回府中市国民健康保険運営協議会」の内容をまとめました。国民健康保険は、私たちの暮らしと健康に直結する非常に重要な制度ですが、現在、大きな転換期を迎えています。
今回の協議会では、今後の「国民健康保険税の引き上げ案」について、慎重な議論が行われました。市民の皆様の負担に直結する内容ですので、その背景と議論の要点を丁寧にご報告します。
府中市の国保財政は、非常に厳しい状況にあります。主な理由は以下の3点です。
• 赤字の解消: 府中市はこれまで、保険料を低く抑えるために、一般会計(市税など)から多額の公金をつぎ込んで赤字を埋めてきました(法定外繰入金)。その額は多摩26市の中でも突出して高い状況です。
• 東京都による統一化: 国や東京都の方針により、令和18年度までに都内の保険税率を統一し、令和17年度までに赤字を完全に解消することが求められています。
• 目標の前倒し: 当初は令和24年度までの赤字解消を目指していましたが、上記の方針を受け、目標を令和17年度へ大幅に早める必要が出てきました。
事務局より、前回の第2回協議会で、令和8年度からの改定について2つの案が示されました。
事務局案:2年に1回の改定(推奨案)
市民の皆様の心理的負担や、年度ごとの混乱を避けるための案です。
参考案:毎年改定
1回あたりの上げ幅は小さくなりますが、毎年負担が増え続けることになります。
審議の結果: 本日、委員からは「毎年上がるのは不安を煽る」「見通しが立てやすい」といった意見が多く出され、「2年に1回の改定案」を軸に進めることで一致しました。
各分野の代表である委員の方々からは、制度の維持と市民負担のバランスについて、多角的な意見が出されました。
① 市民負担への懸念と「納得感」
• 「物価高騰が続く中での負担増は、未納者を増やしてしまうのではないか」
• 「赤字解消を前倒しすることで増額幅が大きくなっている。市民への丁寧な説明が不可欠だ」
• 「国保には会社員のような『傷病手当金』がない。負担を求めるなら、制度の充実も議論すべきだ」
② 医療費を抑えるための「予防医療」
• 「高齢化で医療費が増えるのは避けられないが、循環器疾患などの『予防』に注力し、支出を抑える努力を続けるべきだ」
• 「歯周病予防が全身の病気予防につながる。5年に1回の歯科検診を見直してはどうか」
③ 府中市の現状と制度の持続性
• 「府中市は保険料が低く、一般会計からの持ち出しが多摩26市で最大。制度崩壊を防ぐためには、痛みを伴うが今回の改定はやむを得ない」
• 「次世代に負担を先送りしないためにも、現時点での健全化は必要だ」
今回の協議会では、出席した全委員が「改定案はやむを得ない(概ね適当)」との判断を示しました。これを受け、年明けの第4回協議会で正式な「答申案」が取りまとめられる予定です。
私は今回の協議会を受け、以下の3点を府中市に求めていきたいと考えています。
1. 徹底した情報公開: なぜこれほどの大幅な改定が必要なのか、市民への説明。
2. 収納努力と公平性の確保: 払える能力があるのに払わないケースへの厳格な対応。
3. 健康寿命の延伸: 医療費を無理に削るのではなく、市民が健康でいられる「予防」への投資。
今回の決定は、来年1月の協議会を経て、府中市議会での議論へと進んでいきます。
令和8年1月8日(水)第4回運営協議会にて「答申案」の提示があります。
今後も皆様の声をしっかりと市政に届けてまいります。
渡辺しょうへのご連絡、ご要望、ご意見は渡辺のTwitter(X)のDMかメールでお気軽にご連絡ください。
Twitter(X):http://twitter.com/@SHO__WATANABE
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