2025/12/4
府中市議会議員の渡辺しょうです。
第2回国民健康保険運営協議会が開催され、私は府中市議会厚生委員会から選ばれた委員として出席いたしました。今回の協議会では、今後の市民生活に直結する「国民健康保険税率等のあり方」について、会議の冒頭に高野市長より諮問を受け、事務局より詳細な説明がありました。
非常に厳しい内容ではありますが、市民の皆様にご理解いただくため、本市の国保財政の現状と、なぜ令和8年度に税率改定が避けられないのかについてご報告いたします。
国保制度は、高齢化による医療費の高騰や、被保険者の所得水準の低さから、全国的に厳しい状況にあります。その中でも、府中市の状況は極めて深刻です。
府中市国保財政の大きな特徴は、赤字を埋めるための「法定外繰入」が都内26市の中で最も突出している点です。
この法定外繰入は、府中市の一般会計に余裕があったために長年続けることができましたが、国や東京都からは「給付と負担の関係を不明確にする」として、令和17年度までの解消が厳しく求められています。
つまり、過去の財政的な余裕によって赤字補填を続けてきたツケが、今、制度の持続性の問題として直面しているのです。
赤字の悪化: 令和6年度の決算見込みでは、赤字額が近年最大となる約34億7千万円にまで膨らみ、制度の持続性が危機的な状況にあります。
この状況を放置することはできません。国保制度は、市民の皆様が安心して生活するための社会保障の根幹です。この制度を将来にわたって維持するためには、国や東京都からの指導に従い、健全化計画を着実に実行していく必要があります。
今回の税率改定は、市民の皆様にご負担を強いることになりますが、以下の二つの大きな要因により、やむを得ない措置として提示されました。
国や東京都の方針に基づき、府中市は法定外繰入を段階的に削減し、これまで令和24年度を目標としていた赤字解消を、さらに前倒しとなる令和17年度までに達成する計画へと見直します。 この目標達成のためには、2年ごとに段階的な税率改定を実施し、給付と負担のバランスを是正していく必要があります。
令和8年度からは、国全体で新たに子ども子育て支援金制度が創設されます。この制度の財源を確保するため、国保税にも課税項目が追加されることが決定しており、これは自治体独自の判断ではなく、法定で義務付けられた対応となります。
事務局からは、被保険者の皆様への急激な負担増を避けるため、今後も現行通り2年に1回の税率改定を継続していく方針が示されました。
単に税率を上げることだけで終わらせてはいけません。
行政の努力: 医療費適正化、健康増進策、収納率向上といった行政側の「経営努力」を徹底させ、できる限り無駄を排除することが大前提です。
透明性の確保: なぜ値上げが必要なのか、府中市がどれほど厳しい状況にあるのかを、市民の皆様が疑問や不安を感じないよう、国保財政の現状と税率改定の根拠を、これまで以上に丁寧に、分かりやすく公開していくことが重要です。
今月末に行われる予定の次回の第3回協議会では、全ての委員から税率改定案についての個別意見が述べられます。私は、制度の持続性と市民の皆様の生活のバランスを最優先に考え、建設的な議論に臨んでまいります。
この重要な審議の経過について、今後もSNSを通じてご報告してまいります。ご意見やご質問がございましたら、ぜひお寄せください。
渡辺しょうへのご連絡、ご要望、ご意見は渡辺のTwitter(X)のDMかメールでお気軽にご連絡ください。
Twitter(X):http://twitter.com/@SHO__WATANABE
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