2026/6/17
昨日の敦賀市議会は、午前中、原子力発電所特別委員会、午後は議会運営委員会を開催。
私は、議会運営委員会に出席し、敦賀市区長連合会(以下、市区長連合会)より提出され、当委員会に付託された「請願第1号 議員定数削減を求める請願」の審査に当たりました。
振り返れば、議員定数削減に関しては、自身が1期目の前期にも、市区長連合会より、当時24名であった議員定数を20名に削減すべきとする要望書が提出され、議長からの諮問に基づき議会運営員会にてこれを検討。
一旦は、検討結果を議長から市区長連合会に回答したものの、次は、以下の項目をもって請願として提出。
◉(当時24の定数のままで良いのか)再度、十分な検討を求める
● また、令和5年4月の選挙までに、議員定数の削減を求める
◉ 検討の結果の議員数については、判断を尊重したいと考える
なおこの際、「2名削減(24→20)」の考えであった私に市区長連合会から依頼があり、「20名という数字は書かない」「削減数は議会の考えを尊重する」ということであったことから、紹介議員に(請願は紹介議員がいないと提出できない)。
その後、請願は「採択」され、再度、議長からの諮問を経て議会運営委員会にて協議した結果、2名削減し、定数を「22名」とすることで定数条例を改正し、令和5年4月の選挙を迎えました。
ここまでの経過は、これまでのブログに書き綴っていましたので、以下、かいつまんでご覧ください。
<議員定数に関する過去ブログ>
→①2019年12月13日ブログ『議員定数削減に関し意見交換を行う』
→②2021年8月24日ブログ『議員定数について再協議を行う』
→③2021年10月21日ブログ『議員定数に関し、「削減数」と「明確な基準」を委員会確認』
→④2021年11月23日ブログ『「議員定数」について議長への答申内容を決定』
そして、定数プラス2名の選挙(2023年4月)を経て今期に入り、2年も経たぬ間に市区長連合会より「定数20への削減」を求める要望書が提出されたものの、各派代表者会議での協議を踏まえ、同年12月18日に「現段階で議員定数についての検討はしない」旨、議長から回答。
→⑤2025年3月20日『議員定数「2名削減」の要望書が提出される』
この際、市区長連合会としては「2名減の20名になるまで要望を続ける」とありましたが、その後、今定例会を前に、「あたらしい敦賀」の会派5名全員が紹介議員となり、冒頭の「議員定数削減を求める請願」が提出され、昨日に至ったというのが一連の流れです。
なお、提出された請願全文はこちら。


ここまでご覧いただいたとおり、これほどの過去経過、しかも前回は紹介議員でもあった私としては、心してこの審査に当たった次第。
昨日の委員会には、委員として紹介議員が2名いるものの、参考人として請願者である市区長連合会長ならびに副会長代理1名をお呼びすることを事前に決定。
委員会はまず、区長連合会長より、請願趣旨・内容について説明があった後、質疑を行い、私からは主に、以下質疑しました。
<やまたけからの質疑(上記請願と照らしてご覧ください)>
◉令和3年の請願では、「(当時24の定数のままで良いのか)再度、十分な検討を求める」「また、令和5年の選挙までに、議員定数の削減を求める。検討の結果の議員数については、判断を尊重したいと考える」とあったが、前回2名減としたことはもとより、(区長連合会の皆さまも、検討経過はすべて傍聴されていましたので)、その際確認した「基本的考え方」についても「尊重された」ということでよろしかったでしょうか?
→結果、「尊重していないことになる」との回答
◉請願の2行目に、要望に対する回答としては、「一定数の議員が議員定数削減に賛同したものの」とあるが、一定数とは何人程度だと認識されているのでしょうか?
→結果、「分からない」との回答
◉「到底納得できない」とおっしゃるのは、削減に賛同する議員が多く存在するのに、「検討すべき状況にはない」と回答されたことに対して言っているのか、そもそも「削減に賛成する議員が少数しかいない」ことに対して言っているのかどちらでしょうか?
→結果、「検討すべきでない」と答えられたことに納得できないとの回答
◉議会としては、令和3年11月22日に議運委員長から議長に対する検討結果の答申では、「ただし、今後の社会情勢等の変化や議会改革推進の過程において、さらに重視すべき基準が生じる可能性があることを申し添える」としていますが、そのことはご存知でしょうか?
→結果、「知っている」。ただし、その考えを「尊重はしていない」との回答
◉(請願書最後の2段落で言っていることに対し)令和7年3月19日付の要望の際には、「議員一人ひとりの資質向上や議会改革・活性化をより進めていくことで、『敦賀市議会基本条例』前文にもあるように、市民から信頼され、身近で分かりやすい議会づくりを通じ、市民の負託に応えていただけるものと確信しております」とあったものが、請願の後段2段落ではその趣旨が置き換わっていますが、区長連合会として要望時から考えを変えたと理解すれば良いでしょうか?
→結果、回答不明
◉(特に最後の段落で)無競争はとにかく、前回2名オーバーの選挙では、「市民の信頼や負託を受けた議会ではない」と仰っているに等しいが、その認識で良いでしょうか?
→結果、20という定数は、人口や財政、市民の声を総合的に勘案したものであるとの一辺倒の回答(質疑が噛み合わないまま)
※ちなみに、選挙が行われれば、各候補者に対する「市民おひとりお一人の付託」があることから、オーバーする数が少ない場合、「信頼や付託を受けた議会でない」というのは、票を投じた市民に対して失礼に当たるのではないかと考えます。
◉「信頼や負託を受けた議会」となるには、何名オーバーの選挙であれば良いとお考えなのでしょうか?20名に減らしても、例えば2名オーバーなら同じなのではないでしょうか。
→結果、上記の回答が繰り返される(質疑が噛み合わないまま)
紹介議員を除く、他の委員からも質疑があった後、自由意見、討論、採決と進みましたが、自由意見では、質疑を踏まえ、前回、「議会の判断を尊重する」とあったことが、実際は「尊重されていなかったことは極めて残念」と申し述べた上で、本請願に対する考えを。
また、討論では、本請願に「反対」の立場から、前期に相当な議論を経て決めた「※明確な基準」を尊重すべき、また、同じく確認されている「ただし、今後の社会情勢等の変化や議会改革推進の過程において、さらに重視すべき基準が生じる可能性があることを申し述べる」との考えに基けば、現在は定数検討をする状況にないと述べ、討論としました。
※「明確な基準」とは、委員会中心主義の観点から、熟議するためには7人(正副委員長を除くと5名)が必要との考えのもと、7人/委員会×3委員会+議長=22名とした「基準」のこと
委員会採決では、結果、賛成2名、反対5名の「賛成少数」により、「不採択とすべきものと決定」した次第です。
以上、事実としてのご報告はここまでといたします。
現在、敦賀市議会においては、集合型の議会報告会に加え、市内の各団体との「出前議会報告会」の開催や今年はさらにオープンな場で行う予定であることや、ここ2年実施している敦賀高校生との模擬請願審査など、「民意収集機能」を高めた、分かりやすく開かれた議会に向けて取り組むとともに、タブレット導入によるオンライン化・データを用いた議会運営、昨年6月からは予算決算常任委員会(全体会)のインターネット中継を開始するなど議会改革を進めています。
議会の一員として、いま優先してやるべきは、定数を減らすことではなく、これらの取り組みをさらに進めること、議員個々人は研鑽を積み、資質向上に励むことによって、「政策提案機能」「民意収集機能」「行政監視機能」のそれぞれをレベルアップすることによって、市民からの「信頼や付託」を得ること。
請願に反対した私には「説明責任」があると、今日は経緯からご報告いたしました。
ご意見のある方はぜひ連絡くださいますようお願いいたします。
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ホーム>政党・政治家>山本 たけし (ヤマモト タケシ)>「議員定数削減を求める請願」は委員会審査にて「不採択」