小谷 英次郎 ブログ

【小田原市】市の事務事業に関して懸案とされる事業の検証結果(2025年6月一般質問連載4)

2026/5/18

いよいよ、6月議会が始まります。今回、22回目の一般質問に挑みます。

その直前に、2025年6月一般質問の連載を行っています。4回目の今日は市の事務事業に関して懸案とされる事業の検証結果について。

連載は次回が最終回です。

 

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https://www.youtube.com/watch?v=hOB6bs9Gyz4

 

【小谷英次郎】

大項目5、市の事務事業に関して懸案とされる事業の検証結果について。
 4月14日に行われた議員説明会において、小田原市役所が行った検証の結果、9名もの職員が処分されたと説明がありました。どの案件について、どういう理由で、誰が処分されたかは明らかにされていません。これはプライバシーと人権に関わる問題なので深くは追及しませんが、私は市職員の仕事へのモチベーション低下を心配しています。なぜ処分が必要だったのか伺います。
 次に、2月4日の総務常任委員会の報告以降、市長からの発信が不明瞭です。その態度はまるで臭いものに蓋をしているかのように感じます。だからこそ、何が問題で、何が問題でなかったのか、いまだによく分かりません。情報公開については、「法的問題がある。小田原市は国家賠償請求で敗訴するレベルだ」と、私が相談した行政法の第一人者である弁護士見解を公式文書にて市に提出いたしましたが、検証に使われた形跡はなく、疑問は大いに残るところでございますが、全体的に法的問題がなかったことは分かりました。このことから総務常任委員会でも、「問題がないことは最初から分かっていたはず。税金をつぎ込んでまでやるべきことなのか」と厳しい指摘がありました。
 「法的問題はなかった」という結論から「法的」が落ち、「問題がなかった」という言葉だけで独り歩きしているように感じます。
 例えば、小田原市が一人の議員を議会に訴え出たことについて、検証結果で「文書管理規程によらないプロセスで執行され、決定の過程に内部手続上の問題があった」、「市が申合せの仕組みを利用し議長に申し立てたプロセスは適切とは言い難い」とあり、明確に不適切だった、つまり、問題があったと検証結果がはっきり出ています。
 また、市長選挙前の広報予算についても、「違法ではないが、市民に選挙の公正性に疑念を生じさせ、不信を招く可能性は否定できないと外部専門員から意見をいただいた」と、3月定例会予算特別委員会において安藤副市長の答弁があります。
 そもそも法的問題がある予算を議会が議決するはずがありません。不適切な予算だと考える市民が多かったのは、この問題の追及を求めて、1385名の署名まで私に託されたことからも明らかです。改めて、小田原市は検証結果を「何も問題がなかった」と受け止めているのか伺って、登壇しての質問を終わります。

<市長(加藤憲一君)>

 次に、大項目の5、市の事務事業に関して懸案とされる事案の検証結果についてのうち、職員の処分の必要性についてであります。職員の処分に当たりましては、標準的な処分量定に関する基準を定めた小田原市職員の懲戒処分に関する指針をはじめ、過去の本市における処分状況や他市の事例などに基づき、小田原市職員懲戒分限審査委員会で審査を行った上で決定をしたものでございます。その結果として、今回の事案については懲戒処分ではないものの、今後の事務執行を適切に行うよう徹底をするため、関係職員に指導的な注意をする必要性はあったものと認識をしています。
 次に、検証結果に対する受け止め方であります。令和7年2月の総務常任委員会で報告した市の事務事業に関して懸案とされる事案の検証結果につきましては、全体として、検証の対象となる各事業の行政プロセスにおいて、法令その他の規定に違反するとの事実は認められませんでした。一方で、外部専門員からは、違法とは言えないまでも「問題がある」または「不適切である」との御指摘もいただいておりますことから、これらの指摘を真摯に受け止め、行政事務の適正化に向けた対策を講じているところでございます。
 以上をもちまして、1番小谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

【小谷英次郎】
 そして、最後の項目です。職員のモチベーションが大きく低下していないか伺います。

<安藤副市長>

市の事務事業に関して懸案とされる事業の検証結果について、注意を行ったということについて、それでもって職員のモチベーションが低下をしているのではないかと、こういう御懸念だったと思います。今回、注意をされた職員がそれをどのように受け止めたかは人それぞれだというふうに思います。注意をされる対象となったことで、一時的には士気が下がる職員がいたかもしれません。しかしながら、注意を行った際には、その理由のほかに、これからの対応ですとか意識の持ち方についてもしっかりと説明をしてきておりますので、当事者には今後のさらなる活躍を期待しているところでございます。
 以上です。

【小谷英次郎】

注意対象となった9名の職員は、今後のキャリア形成などに大きく影響を及ぼすのではないか心配しています。その点について伺います。

<企画部長>

今回の事案につきましては懲戒処分ではないため、当該職員の昇任昇格への影響はありません。
 以上です。

【小谷英次郎】

それを聞いて安心をしました。なぜかというと、今回、必要な検証とともに、全く意味の分からない検証も行われたからです。「市の業務に関する内部情報の取扱いに関する事案」です。私はかつて教師として、子供たちにどんなことでも相談してほしいと、日常的に伝えてまいりました。そして、いじめの相談を含む数え切れない相談を受けてきました。組織で対処すべき案件はありましたが、当事者との間で秘密は守り、報告が必要な場合は本人に必ず許可を得ました。だからこそ、この検証がされたとき、私は愕然としました。議員や市長、副市長など特別職が職員にとって教師のような存在だとすると、教師が生徒に「チクったやつは誰だ。探し出して内申点を下げてやる」と学級会で言っているようなものです。私には到底考えられない話でしたし、元同僚たちに話したところ、皆が同じ感覚でした。
 これが個人情報や人権に関わる内容なら情報漏洩は大問題ですが、検証に上げられたものは全て、秘密どころか、市民と共有し積極的に開示すべき情報ばかりです。検証結果は、情報は秘密に該当せず、守秘義務違反は認められなかったと私は理解しています。まさか処分につながっていないと思いますが、見解を伺います。

<安藤副市長>

内部情報の取扱いに関する検証結果が職員の処分につながっていないかということだと思います。一般的には、守秘義務違反でない場合には懲戒処分の対象とはならないものでございます。このたび懲戒分限審査委員会で審査をいたしました検証結果に関する事案では、関わりのあった職員は全員、懲戒処分としてはございません。したがいまして、市の懲戒処分の公表に関する指針によって公表対象としていないものでございます。このような前提がある中で、案件ごとに説明をしてしまいますと、対象者の特定につながる可能性がございますので、詳細についてはお答えできないということは御理解いただきたいと思います。
 以上です。

【小谷英次郎】

この答弁も非常に安心しました。ここまで整理すると、問題があったから処分はされた、ただ、その処分は職員の今後のキャリアなどには全く影響しない。それでも処分が必要となるほど何が問題で、検証した結果、何が問題なかったとされたかが非常に分かりづらいのです。登壇で、情報公開、政治倫理、広報事業について述べました。この3点はそれぞれ、何が問題で、何が問題でなかったのか伺います。

<安藤副市長>

3点の検証結果についての問題点についての御質問でございました。
 まず、新病院建設事業の関係者の事前訪問に関する事案についてでございますけれども、外部専門員からは、全体として法令等に違反するとの事実は認められないとされた上で、新病院建設事業の関係者の事前訪問に関しましては、その記録を残しておくことが望ましいこと、そして情報請求におきまして、出席区分や同行者に関する情報は開示すべきであったことを指摘されたところでございます。
 次に、市議会に対する政治倫理に関する申立てのプロセスにおきましては、内部手続上の問題があったと言わざるを得ず、また、申立ての内容が情報公開を求めた議員の行動に関して求める対応としてバランスを欠くものであり、適切であったとは言い難いと指摘されたところでございます。
 なお、「市政広報事業の業務執行プロセスに関する事案」につきましては、問題がある、あるいは不適切であるとの指摘はございませんでした。
 以上です。

【小谷英次郎】

政治倫理に関してはよく分かりました。情報公開については、先ほども述べましたが、行政法の第一人者である弁護士の「国家賠償請求で敗訴するレベルだ」と法的文書、明確に氏名も記載して提出していますが、外部専門員に見せることさえしないで検証させた上で、市の認識はあまり変わっていないことも理解をしました。
 情報公開はさきの12月定例会でも質問したので、今回は行いませんが、広報については、3月の予算特別委員会では、選挙の公正性、公平性に疑念を生じさせたと答弁がありました。これを私は、問題あった、不適切だったと小田原市が認めたものと考えていましたが、前市政の政策的判断の誤りは問わない検証だからこの答弁になるのか伺います。

<安藤副市長>

「市政広報事業の業務執行プロセスに関する事案」の検証結果について再度御質問をいただきました。このたびの検証は、あくまで組織的な意思決定や執行のプロセスを確認したものでございます。その上で、検証結果報告書には、「不適切な執行又は疑念招くような執行を回避しようと腐心した状況を窺うことができた」とありますので、担当所管の執行プロセスには問題はなかったと考えております。
 なお、予算特別委員会におきましては、考察を引用いたしまして、「市の広報活動に関しては、市政の公正性、公平性を害しないよう十分留意することが重要である」ことは当然のこととして、引き続き努めていく旨を答えたものでございます。
 以上です。

【小谷英次郎】

これが非常に分かりづらいのだと私は感じています。結局、広報については、上からの指示は不適切だったが、現場の職員が適切なプロセスで踏ん張ったから、何も問題がなかったという結論になっていることは、ようやく分かりました。こうやって一つ一つひもといていかないと、ある市民からは、何も問題がなかった、加藤市長が恣意的に前市政を悪者にするために検証を行ったと伝わり、一方で、加藤市長を応援した多くの市民からは、情報公開で市長の出張先が黒塗りにされたことや、市長選挙前の大胆な広告費投入に対し、何も問題がなかったはずがない、検証が不十分だと多く不満の声が上がっているのです。
 私は、「前市政を糾弾すべき」などと、今日この場で一言も言っておりません。私が追及しているのは、特定の人物ではなく、これまでの小田原市の在り方、そして今の小田原市です。
 今回、さらに突っ込んで質問しようと思いましたが、一度、小田原市として、この点を整理するのを待ちたいと考えています。今は市民に不明瞭なまま、何が問題だったかが分からないままに、なぜか唐突に改善策だけが提示されている状況です。これでは改善策が正しいかどうか判断もつきません。
 前市長や政策監の直接的な聞き取りをせず、政策的判断の誤りに言及しない検証が中途半端だったのは明らかですが、どうしてもやりたくないようなので、検証をやり直せとは私は言いません。せめて最低限、問題の整理とそれに対応した改善策の提示だけでもやり直すべきだと考えますが、見解を伺います。

<市長(加藤憲一君)>

たびたびのお尋ねをいただいてしまっておりますけれども、今回、各事案に関する検証結果を踏まえた問題点の整理、あと今後の対応方針につきましては、検証後、議員説明会等で議員や市民の皆様にお示しをしているものと考えておりまして、改めて問題性の整理と改善策の対応を提示し直す予定はございません。いずれにいたしましても、この検証を機に、問題あるいは不適切とされたような行政プロセスを、今後決して発生させないように改善策に取り組むことはもちろんとして、私、何より大切だと思いますのは、今回問題とされた事案にとどまらず、市政全般にわたって適正かつ誠実な市政とはこういうものであるという姿を実現すること、これが何より肝要であると考えております。また、それが私に課せられたミッションであるとも承っております。
 以上です。

【小谷英次郎】

誠実と言えばいいものではないと私は思うんです。誠実の中身が伴っていないと私は考えます。百歩も千歩も譲っても、最低限のことさえやる気がない。議員説明会で納得していた議員がたった一人でもいたと思われますか。なぜ見て見ぬふりをするのでしょうか。過去の過ちをなかったことにして、現在を正しく生きられるはずがありません。このどこがまっとうな政治なのでしょうか。政策的判断の誤りに言及せずとも、不適切な事務事業が行われていたならそれを認めて謝り、改善策を示すのは当たり前のことです。それをしないから、私は全くやりたくもないのに、こうやってまた繰り返し質問せざるを得ません。
 3月臨時会の新病院37億起債漏れや、今議会の職員給与事務手続ミスも、法的問題はありませんでしたが、小田原市はその過ちを認め謝罪し、改善策を示しました。そういった当たり前の対応を求めているだけなのです。それがまっとうな市政というものではないですか。誠実、信頼、そして希望。1年前、私は街頭で何度も何度もこの言葉を繰り返しました。小田原市の体質改善のために、何が間違っていたのかを明確にしなければ、何も改善はできません。何が間違っていたかを明確にし、間違いは認め、謝るべきことは謝り、改善策を提示する。それが誠実な在り方です。こういった最低限のことだけは9月定例会までに必ずやってください。これが市民の信頼を取り戻す唯一の方法だと私は思っています。
 繰り返しますが、3月、6月と連続した小田原市の事務手続ミス、小田原市は法的問題はなかったなどと正当化せず、過ちを認め謝罪し、改善策を出しました。改善策が不十分なので、私は先日の委員会で質疑しましたが、過ちを認め謝罪があったからこそ、ミスに関してこれ以上しつこく追及しておりません。
 最後に、一般質問中に触れたこんにちは赤ちゃん事業についてですが、訪問を受けた際、最もうれしかったことだけ最後に話させてください。
 本市の保健師さんに産後鬱を心配していただいた妻が、「夫が育児をしっかりやってくれているので全く大丈夫です」と、産後のぼろぼろな体の状態で答えてくれたことでした。大変なことも2人で分け合えば苦労は半減します。そして3人で喜びはいつでも3倍以上です。2024年の出生数が統計開始以来、初めて70万人を下回りました。私の生まれた年の出生数が157万人ですので、四十数年で半分になっています。市長は常日頃、持続可能な地域社会ということを言われていますが、子供が生まれないまちは持続可能たりえません。持続可能な地域社会で最も必要とされるものこそ、今回提案した地域で全体で子供を育てるといった考え方です。
 以上で一般質問を終わります。

 

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肩書 世界中を旅した元熱血高校教師
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