2023/3/11
超高齢社会が進展する中、介護予防や認知症予防施策の充実を図り健康寿命を伸ばすことはこれまで以上に重要です。
また、介護が必要になってもいつまでも日常生活圏で暮らしたい方も増えてきており、そのための施設や事業所のニーズは益々高まることが予想されます。
日常的に介護が必要な方がご自宅に住みながら、「通いサービス・宿泊サービス・訪問サービス」を受けることができる小規模多機能型居宅介護事業所は、通常では中学校区に3カ所整備されることとされており、市内各地で整備が進められています。しかし、磯子区内においては現状この施設は合計で4施設となっており、7つの中学校区のうち、磯子・洋光台・屏風浦地域にはこうした施設が整備されておらず、区内の在宅介護の環境は決して十分とは言えません。この整備の考え方からすると、3×7で区内で合計21施設が整備されることが理想ですが、先ずは磯子・洋光台・屏風浦地域に一カ所ずつ整備をしていく必要性があります。
又、磯子区内では現在、看護小規模多機能型居宅介護事業所はゼロの状況です。市内でゼロの区というのは実は磯子区を含めても少ないです、ですのでこの状況はなるべく早期に変えていかなければならないと思います。
この事業所では、通い・宿泊・訪問の各サービスに訪問看護を組み合わせたサービスを提供しており、例えば退院されたばかりでご自宅で療養中の方など、看護師が訪問して体調やご様子をみた方が良い場合も多くあると思います。
この看護小規模多機能型居宅介護事業所(通称:看多機)は、通常では中学校区に3つ整備することが望まれている小規模多機能型居宅介護事業所のうち、1か所は看多機であると良いと言われています。
現実問題として区内全体で現状ゼロの現状ですので、看多機を先ずは一か所でも整備していくことが必要であると考えます。
これから益々、在宅介護の需要は市内で増えてくることが見込まれます。市内のどの地域で暮らしていても、ご自宅に住みながら安心して介護サービスが受けられるよう、地域間格差を解消に向けて等しく整備を進めていくべきと考えます。私は、こうした地域密着型サービスの未整備圏域の早期解消に向けて、一層力を入れて取り組んでいきたいと考えています。高齢者の方が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、地域密着型通所介護施設を増やすことにこれからも力を尽くしてまいります。
私の市政報告Vol.5より(以前に健康福祉局に委員会で質問した内容です。)
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