2026/3/26
おゆきさんの区政報告【2026年3月編】
昨日は、区議会の第1回定例会のご報告として、議論でも顕在化し、議論が白熱したテーマ等を解説しました。平日夜という間の悪い時間なのに、仕事帰りの方や親子連れまで、二十数名の方に来て頂き本当にありがとうございました。
いきなり議長不信任案から始まった令和8年度の区議会。これは、港区議会が大前提としてきた「物事の決め方のルール」を見直すべきかという重い議論でもありました。
港区議会はこれまで、意見書や議会としての行動について全会一致を原則としてきましたが、この在り方をめぐり議論が白熱しました。多数決では少数会派が不利になる懸念があり、全会一致は議論を尽くして合意点を探る地方議会の知恵や技術でもあります。
しかし、社会やニーズの変化の中で、これまでの手法が適応しきれなくなってきており、「当たり前」や「習慣」を見直す必要性が高まっています。
また、会派を超えて多くの議員が問題提起したのが、所得制限の撤廃・見直しです。生活コストの高い都心区において、形式的な所得制限が妥当なのかについて、議会内でも鋭い議論が交わされました。
さらに、人口増加を背景とした行政需要の増大に対応するため、区長が進める区役所改革についても、その手法やタイミングをめぐり議会は賛否が分かれ、港区自民党系議員は今回予算案に反対しました。これも、これまで「当たり前」とされていた従来の前提や慣行を見直す流れの一環といえます。
これまで港区議会は、やり手の前区長のもと、行政提案の予算や議案を通すことが前提となってきましたが、本来、議会は議論を尽くした上で賛否を判断する機関です。今回の議論は、私は予算にも区政改革にも賛成しましたが、区長会派であるか等を問わず、議会のあり方や議員一人ひとりの役割を見つめ直す転換点ともなり得るものです。
こうした議論の中で、私が報告会でお話ししたのは、区内で進む再開発における市民や社会の新しい関わり方です。
品川駅西口の再開発に伴い、新高輪グランドプリンスホテルは今年度中に営業終了・解体予定となりました。この施設には、建築家・村野藤吾による「飛天の間」があり、その存続を求める声が村野氏のご家族や地域住民から寄せられています。
歴史的建造物の保存については、かつて港区議会の側にあったフレンチレストランのクレッセントハウスの事例でも議論があり、私も、当時の清家区議(現区長)も、関心をもって取り組みました。結果として保存は叶いませんでしたが、地域に愛されてきた歴史的建造物や空間を、再開発とどう調和させるかは重要な課題です。再開発に反対するのではなく、街づくりの担い手として市民が関わる視点が求められています。
しかし、現行の制度では歴史的建造物の保存を十分に支える仕組みは整っておらず、所有者への支援も限定的です。そうした中で行政としてできることを模索する中、3月24日の景観審議会において、清家区長へ「港区の歴史的景観を継承する仕組みづくりに関する宣言」が提言されました。令和8年度から、新しい仕組み作りが具体化します。これは港区にとって新たな一歩です。
画一的な街づくりではなく、地域・区民・事業者が対立するのではなく、同じ未来を目指して進むための仕組みづくりが求められています。
地域の課題は地域から声を上げ、制度や法律の整備につなげていきましょう!
#港区議会




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