2026/6/14
松戸市の未来を考える。映画「正直不動産」土地と人の物語、農地法と借家借地法も学べる
松戸市議会議員の岡本ゆうこです。
先日、映画『正直不動産』を鑑賞してまいりました。
千葉県内でもロケが行われたとのことで、画面越しに感じる景色がどこか親しみ深く、そして山下智久さんが千葉県出身ということもあり、勝手ながらとても身近な存在としてワクワクしながら観させていただきました。そして不動産業界の苦悩や葛藤を感じることもできました。
◆映画『正直不動産』について
嘘がつけなくなった元・やり手営業マンの永瀬財地が、不動産業界の闇をぶっちゃけながら、お客様に真っ直ぐ向き合っていくという痛快なエンターテインメント作品です。
(※ここからネタバレあり)
今回描かれたのは、単なる「不動産取引」の枠を超えた、地域が抱える切実な課題でした。
特に、農業の後継者不足や、管理が難しくなってしまった農地の現状(遊休農地)、そして、開発と保全の間で揺れ動く「農地転用」の問題。
これらは、まさに今、私たちが松戸市で向き合っている大きなテーマそのものに繋がりました。
今回の映画では、特に「大規模開発プロジェクト」がテーマの一つとなっています。
物語の鍵となるのは、農業法人、デベロッパー、そして行政が三位一体となって進める、東京ドーム4個分(約6万平方メートル)という巨大な開発プロジェクトでした。
市原隼人さん演じるライバル・桐山貴久は、効率と合理性を追求する、まさに開発の最前線に立つ人物でした。
桐山は決して「悪い人」ではありませんでした。街の再生を真剣に考え、プロとして筋を通す姿には圧倒されました。しかし、「合理的な開発の論理」と、その裏側で翻弄される地権者の想い、その対立は非常に複雑で、行政に携わる者として、胸が締め付けられる思いでした。
◆「開発か、保全か」
桐山のようなビジネスの視点と、永瀬の「正直さ」。その両輪が必要だと感じると同時に、合意形成のために行政はどのような手順を踏むべきか。
同時に描かれる「マンション用地の土地の取得を巡るトラブル」の構図は非常に複雑でした。立ち退きを求められ、最後までその場所で暮らすことを望んだ老夫婦の姿には胸が締め付けられました。
彼らが守りたかった土地への想いと、時代の流れ。
最後はホタルが見られる希望の地へと移ることで一つの着地点を迎えましたが、そのプロセスには「みんなが納得できる合意形成がいかに困難か」という、地方都市が抱える普遍的なジレンマが詰まっていました。
時代の変化に応じた利活用や、街の活性化のための開発は、都市計画において避けて通れない議論です。
しかし、そこには常に「地権者の想い」と「公共の利益」という、決して簡単には解けない複雑な方程式があります。
関係者の合意をどう取りまとめ、地域の特性と都市の未来をどう調和させるか。
この難問こそが、今の松戸市における最大の課題のひとつです。
映画を見ながら脳内は「松戸市のことを見ている」になっていました。
皆様は、松戸の街の未来、どうあるべきだと思いますか?
ぜひご意見をお聞かせください。
◆映画『正直不動産』オフィシャルサイト
https://shojiki-movie.jp/

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