2026/4/1
松戸駅の公衆トイレはなぜ「市営」なのか?JR駅舎内の賃借料と生理用品無償提供まで解説します
松戸市議会議員の岡本ゆうこです。
本日、2026年4月1日。松戸市の新たな一歩として、私が市議会で足掛け3年にわたり、粘り強く訴え続けてきた「松戸駅の西口・東口の公衆トイレ」がついに供用開始を迎えました。
これは単なるトイレの設置ではありません。
📢 声を大にして伝えたい!このトイレは「松戸市民の財産」です
まず皆さんに知っていただきたいのは、この公衆トイレが、供用開始になるまでの経緯です。
◆松戸市が設置・維持管理
通常、駅舎内のトイレはJRが管理しますが、ここは松戸市が設置し、JRに賃借料を払って維持管理しています。
維持管理費は、現状で年間約1,000万円。 清掃、点検、電気・水道代、修繕費など、皆さんの大切な税金で賄われています。
◆全国でも稀なケース
駅舎の建て替えやバリアフリー化の際、自治体とJRが協定を結び、駅舎の一部に自治体予算で公衆トイレを設置することがあります。
清掃や修繕の費用は自治体が負担しており、JRの駅員が管理しているわけではありません。
例 → 橋上駅舎化された地方駅の「自由通路」にあるトイレなどは、駅の建物と一体化して見えても、実態は「市営公衆トイレ」であるケースがあります。(常磐線佐和駅、羽鳥駅など)
市民のためのサービス拡充を、松戸市が可能にしたといえます。
✊ 岡本ゆうこが「こだわり抜いた」4つのポイント
これまでの質疑で追求してきた点について
① 徹底した「賃借料の減額交渉」
松戸駅のバリアフリー化に伴う改良工事について、JR東日本・新京成電鉄(当時)・松戸市の覚え書きがあります。その中で「公衆トイレは松戸市が設置する。」という項目があり、松戸駅バリアフリー施設整備を発端としたJR東日本のプロジェクトの中で、駅舎内のラチ外に24時間使用できる身障者対応トイレを設置してほしいといった本市からの要望を受け、テナント等を入れないよう場所の確保に努めていただいた経緯もあったそうです。
しかし、高額な賃借料は看過できません。
当初、JR東日本側から提示された6ヶ月間の賃料はトイレ下水道占有料も含め、363万円でしたが、周辺相場や市の他施設との比較、耐用年数の見直し等を提示し、粘り強く交渉した結果、311万6,000円まで減額になりました。
何度もJR東日本に足を運び、交渉を行った職員の努力に尽きるものです。
(※残りの半年分と合わせ、将来的なコスト削減も引き続き追求します)
② コスト削減へ(千葉県警察との折半)
西口トイレの設置に伴う給水本管の工事では、隣接する警察署(交番)と協議。工事費約2,500万円を千葉県警察と折半(約1,250万円ずつ負担)することで、松戸市の支出を最小限に抑える工夫を凝らしました。
③ 「生理用品の無償提供OiTr(オイテル)」の設置
「安心して外出できる環境」の重要性を追求しました。
女子トイレおよびバリアフリートイレには、スマートフォンアプリと連動して生理用ナプキンを無償で受け取れる機器「OiTr(オイテル)」を設置。松戸市の公共施設としては初の設置となります。プライバシーを守りながら、必要な支援を届ける仕組みを導入いたしました。
④ 防犯とインクルーシブへの配慮
◆迅速な連携
西口トイレは交番、東口トイレは鉄道警察隊のすぐ横に位置。非常ボタンの作動と連動した警告灯により、即座に助けが来る体制を整えています。
◆誰にでも優しく
多様な性への配慮についても検討を重ねるなど、誰もが自分らしく使える空間を目指しています。
🔍 なぜここまで「公衆トイレ」にこだわるのか
北松戸駅のトイレは国鉄時代からの契約で土地の「無償貸し付け」が続いていますが(馬橋駅と新松戸駅の公衆トイレは松戸市所有の土地です)、現在のJRとの契約はそうはいかないのが現状です。
だからこそ、「地域の利便性は、企業の論理だけで片付けさせない」という姿勢で挑み続けました。
年間約1,000万円という維持管理費は、市民の皆さんの安心・安全・快適への投資です。
「たかがトイレ、されどトイレ」。
松戸駅を利用する1日10万人以上の方々、そして市民の皆さんが、この街に誇りを感じられるような公共空間を、これからも一つずつ積み上げてまいります。
新しくなった松戸駅の公衆トイレ、ぜひ大切に、そしてたくさん活用してください!
【施設詳細】
場所: 松戸駅西口・東口(駅舎1階)
供用開始: 2026年4月1日 13:00〜
設備: 男女別・バリアフリートイレ、ユニバーサルシート(大型ベッド)、生理用品無償提供機器OiTr(オイテル)完備









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