2026/7/16
私たちの食卓に欠かせない「お米」を巡る状況が、大きな転換点を迎えています。
最近はコメ価格の高騰が続いていましたが、一方で今後は需給の変動や輸入米の動向などにより価格が急落し、生産者の経営に深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。
農業は自然条件や市場価格の変動を受けやすく、生産者の努力だけでは対応しきれない課題も少なくありません。だからこそ、消費者と生産者の双方が安心できる仕組みづくりが不可欠です。
こうした中、参議院農林水産委員会において、コメの安定供給に向けた「食糧法」などの関連法案の審議が行われ、生産者の経営安定と確実な供給体制の構築に向けた議論が一歩前進しました。
委員会では、公明党の高橋光男参議院議員が政府に対し力強く提言を行いました。高橋議員は、本来およそ100万トンを確保すべき政府備蓄米の運用に関連し、近年の需給変動を踏まえた市場の現状を鋭く指摘。価格の乱高下から農家を守り、国内の需給を安定させるためにも、備蓄米の適切な買い入れや市場隔離(市場流通量を抑える措置)を進め、早期に適正な需給水準を確保する必要性を訴えました。
また、価格が大きく下落した際に生産者の経営が立ち行かなくなるリスクにも備えなければなりません。
現在も収入保険などの制度はありますが、小規模農家や兼業農家にとっては加入の手続きや要件の面で利用しにくいという課題があります。そこで高橋議員は、畜産分野で効果を発揮している「マルキン(肥育牛・養豚経営安定対策事業)」のような、価格下落時の損失を補填する柔軟な経営安定制度をコメ農家にも導入・活用できるよう、新たな仕組みづくりを提案しました。
農業は、私たちの食を支える基幹産業であると同時に、地域の環境や文化、美しい景観を守る重要な役割も担っています。
ここ兵庫県でも、但馬や丹波、播磨、淡路など、それぞれの地域が誇る特色豊かな米づくりが行われています。資材や燃料の高騰に直面する中、農家の皆さまが安心して営農を続けられる環境を整えることは、地域の活力を守ることそのものです。
消費者には安定した価格でおいしいお米を届け、生産者には安心して生産を続けられる環境を整える。国と地方がガッチリと連携し、この両立を成し遂げることこそが、これからの農政に求められています。
私も兵庫県議会議員として、高橋参議院議員とも緊密に連携しながら、現場の声にしっかり耳を傾け、大切な兵庫の農業を守り、地域の未来につながる施策の充実に全力で取り組んでまいります。
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