2021/11/6
拝啓 晩秋の冷気が肌に心地よく感じられるこのごろ、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
さて、 11月15日から新庁舎の建設に向けてのサウンディング調査(教えて、まさと!参照)の参加申込が開始されることとなります。それに合わせ、三島市が現在考えている庁舎概要の一部が明らかになりました。
一般的に庁舎の耐用年数は、60年~80年といわれていますので、建設には、未来を見据えたビジョンが必要となります。それには、未来の市役所がどのような役割を果たし、市庁舎はどのような機能を供えるのかなど、今から、市役所の将来像を予測する必要があります。
そこで、今回のコラムでは、未来の新庁舎のあり方についてお話します。
【三島市が考える新庁舎建設の概要】
三島市が発表した新庁舎の建設概要によれば、市庁舎の完了は、令和14年度と今から10年後の予定です。本庁舎の延べ面積は、現在は、 約7,130㎡。それに、中央町別館や大社町別館など他の公共施設を加えると現状の総延べ面積は15,788㎡です。新庁舎の建設の際、複数の施設を統合し一つの大きな施設を造る際に工夫し総面積を13,234㎡にする計画となっています。(表1)
表1 新庁舎への統合施設一覧と面積
また、建設予定地は、本庁舎がある現在地又は、南二日町グランドが候補地とされています。しかし、現在地に新庁舎を建設する場合は、建設期間中は、一時的に仮庁舎に移転する必要となります。また、仮移設場所も明確になっていない点や移設費等がかさみ事業費が増え、南二日町広場より30億円近く事業費が高くなっています。(表2)
表2 北田町と南二日町での事業費
こうした状況を踏まえると最有力候補地は南二日町広場であると考えられます。さらに、各地域にいる職員は、新しい新庁舎1ヶ所に集められる計画で進んでいます。
【候補地:南二日町広場の問題点】
しかし、図1の最有力候補地である南二日町広場は、三島市洪水ハザードマップにおいて浸水想定区域内に位置しており浸水の深さ0.5m~3.0mの危険性があります。市民の命を守ることが、市にとって最も大切にもかかわらず、三島市は、リスクのある場所を候補地として指定しています。
図1 南二日町周辺の洪水ハザードマップ
【庁舎DX (デジタルトランスフォーメーション) :分散型庁舎】
日本総研の経営コラムでは、庁舎DXについて言及されておりDX前の市役所は大きな庁舎1ヶ所に職員が集まり仕事をしてきましたが(図2)
図2 集約型庁舎(DX前)
DX後はペーパレス化が進み、事務スペースや書庫も減少、ICTの進展で、本庁舎と他施設とが連携し、市民の身近な地域の拠点においても、本庁の市民サービスが受けられ分散化が進む(図3)。というコラムになっています。
図3 分散型庁舎(DX後)
また、長野県松本市では、現市長が進めようとした集約型庁舎の建設について市長選の争点となり地域分散型庁舎を掲げた候補者が勝利し、現在、新市長の元で計画は見直され、地域分散型庁舎の計画が進められています。未来を見据えると私は、三島市の新庁舎建設も地域分散型に考えを改める時期に来ていると思っています。
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ホーム>政党・政治家>石井 まさと (イシイ マサト)>【静岡県三島市】新庁舎建設 10年後の未来にあるべき市役所の形