2026/6/26
こんにちは、練馬区議会議員高橋しんごです。
台風7号・8号への対応をどう評価するか
― 前回の教訓は活かされたのか ―
6月27日(土)にかけて台風7号・8号が関東地方へ接近する可能性がある中、練馬区教育委員会から、土曜授業を予定していた学校について休校を決定したとの連絡がありました。
まず、今回の対応については、一定程度評価すべき点があります。
前回、6月3日の台風6号接近時には、登校判断や保護者への連絡をめぐって大きな混乱が生じました。特に、当日朝の判断となったこと、また保護者連絡システム「sigfy」がつながりにくくなったことにより、多くのご家庭や学校現場に不安と負担が生じました。
その反省を踏まえ、今回は前日の段階で、土曜授業を予定していた学校について休校を決定し、sigfyを通じて周知が行われました。児童・生徒の安全を最優先に、早めに判断を示した点は、前回からの改善として受け止めています。
また、中学校の部活動についても原則休止とし、公式大会やコンクール等については主催団体等への確認を踏まえて連絡するとしたことも、一定の整理がなされた対応だと考えます。
一方で、課題が残っている点もあります。
特に気になるのは、学童クラブの扱いです。学校については休校を決定した一方で、学童クラブについては「現時点では通常どおり運営予定」とし、臨時休室の場合は当日午前6時頃にsigfyで知らせる、連絡がなければ開室する、という対応になっています。
学童クラブは、保護者の就労を支える重要な社会インフラであり、簡単に閉室できない事情があることは理解します。しかし、学校が休校となるほどの気象状況が見込まれる中で、学童だけ当日朝6時判断とすることは、保護者にとって出勤調整や家庭での保育体制を組むうえで大きな負担となります。
また、学校の休校連絡はsigfyで届き、学童クラブの対応は区ホームページに掲載されているという点も、保護者目線では分かりにくさが残ります。災害時こそ、必要な情報は一元的に、分かりやすく、確実に届く形にする必要があります。
今回の対応は、前回の混乱を踏まえた「一歩前進」であることは間違いありません。特に、休校判断を前日の段階で示したことは評価できます。
しかし、これで十分とは言えません。
今後は、学校、幼稚園、学童クラブ、部活動、学校開放など、子どもに関わる施設・活動全体について、どの段階で、誰が、どの基準で判断し、どの手段で保護者に伝えるのかを、より明確にしていく必要があります。
大切なのは、結果として事故がなかったから良かった、ではなく、保護者や学校現場が迷わず行動できる体制を整えることです。
私たち練馬区議会自由民主党は、台風6号の際の混乱を受け、気象災害時における臨時休校判断と保護者への連絡体制改善を求める要望書を、速やかに区および教育委員会へ提出しました。
今回、その要望を踏まえた改善の兆しが見えたことは評価しつつ、学童クラブを含めた運用の整理、連絡手段の多重化、前日判断の基準づくりについて、引き続き強く求めてまいります。
子どもたちの安全、保護者の安心、そして学校現場の負担軽減。
そのすべてを実現するために、今回の対応を検証し、次につながる制度改善を進めていくことが必要です。

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