前田 かよ ブログ
【田辺市議会】定数削減について考える
2025/3/5
田辺市議会の議員定数は、人口や面積からみても20人はやや少ないくらいで、緊急に削減しなければいけない理由はありませんでした。
突然の発議で即日で決めてしまったのは本当に大きな誤りです。
なぜなら、本来ならこんな大事なことは市民の皆さんと情報を共有し、共に考えて決めるべきことだからです。
この日、動議による定数削減案を議事に追加することについて、議会では異議が出たため採決をとり、その結果は賛成反対が同数でした。
この場合、議長に決裁権がありますが、議会の公平性を保つために「現状維持の原則」というルールがあります。
また災害など住民の命やかかわる緊急的なことでもないため、性急な結論を出すのではなく、見送る判断もできたはずです。
しかし、議長はこれを可決させ、議事日程に追加しました。
私は、削減提案に対し、以下の点から質疑しました。回答趣旨(A.)は以下の通り。
①前回も動議によって突然の定数削減を行った。これに対する総括として発議者はどう考えているのか。
A.削減した定数でも議会は役目を果たしてきた。
②本件について、議会の中でも市民の間でも様々な意見があるので、今期で結論を導くことはしない、という答申を議会から議長に提出したが、
これについてどう考えているのか。
A.様々な意見があり議会で決まらなかった。しかし議論を進めるべきだ。
③議会として広く市民に問いかけ意見を聞くべきではないか。
A.議員が個々に意見を集約してこの場で議論すればいい。
④類似団体と比較して、田辺市の人口と面積を基にした定数は、全国平均より若干少ない。具体的なエビデンスによる検証が必要ではないか。
A.エビデンスに基づいて、と言われるが、本議会は欠員3人のままでも役目を十分に果たしてきた。
④安易な定数削減は、今後議員のなりて不足を危惧するがどう考えているのか?
A.立候補する権利は誰にでも等しくある。
討論では、何よりも議会の根幹をなすような事柄について、特別委員会を立ち上げ十分な議論を交わし、公聴会などで住民の意見を聞くべきだ。
数の力で押し切るような決め方は、あまりにも暴挙だ、という旨を述べて反対しました。
私と久保議員の共産党会派を含め、5人が反対討論に立ちました。
賛成討論は1名のみ。
採決では、賛否が同数になり、またしても議長決済で可決となってしまいました。
市民を交えた十分な議論もなく、このような数の力で押し切るやり方は、市民を軽視し、市政への関心を薄れさせてしまいかねません。
今回の定数削減を押し切った議員と、異議を唱えた議員の違いは、面白いことに下の資料の通り、議会での一般質問や討論などの発言回数の違いにも表れています。

議員の役目は、行政の事業をチェックし、市民の意見を行政に反映させることです。
そのために議会での発言は大変重要で、議員にのみ与えられた権利です。
この権利を十分行使しない議員が、定数削減を提案し市民を交えた議論を必要としない態度をとったことはぜひ知って頂きたいことです。
まもなく4月には市議会銀選挙が行われます。
田辺の今や将来を市民の皆さんとより良くするためにも、よく声を伺い市政に反映できるよう頑張ってまいります!