2025/7/27
木曽病院の分娩廃止に関する住民説明会が一巡し、ダメ押しで長野県知事との懇談会の場が設けられました。 現在、木曽郡6町村の有志が団結し、分娩廃止の押し付けに対抗するのではなく、まっとうな改善に向けて取り組んでいます。
具体的には、町村議会などの場を活用して住民から寄せられた意見要望などを伝え、その改善策を政策又は施策として訴えています。
ここでは、6月22日開催の上松町議会における一般質問の内容をご紹介します。
・・・・・ 一般質問 「木曽病院における分娩廃止の影響について」 ・・・・・
令和7年3月16日木曽合同庁舎講堂において木曽病院の分娩に関する住民説明会が開催されました。内容は、令和8年4月から木曽病院で分娩ができなくなるといったもので突然ともいえる説明会に参加者の多くは驚きと落胆と怒りを隠せず、何とかならないものかと木曽病院長ほかに質問やら懇願を行っていました。
いずれにせよ、令和8年4月から木曽病院で分娩は実質廃止となり復活の可能性はないことが正式に示されました。今後の課題は大きく3点となります。
1 分娩廃止に伴う母子及び家族への危険と精神的・肉体的・経済的負担
→ 今回の一般質問
2 今後の木曽病院診療科の連鎖的な廃止
3 木曽郡の若者の人口が流出し他県からの若者移住が止まる
<1つ目の質問>
木曽病院に代わる遠方の病院における分娩に際し、母子の死傷事故が発生した場合の補償と責任の所在は明確になっていますか?
<答弁>
母子の死傷事故が発生した場合の補償と責任の所在というのは、今まで議題に上がったことはない。難しい議論になるため郡に話をしておきたい。 なお分娩に関する不安は検診時など医師又は保健師に相談でき、共通ノートで情報共有されていく。木曽広域消防署では、安全に搬送できるよう救急搬送の研修が実施されており安全体制の構築も図ってきている。
【評価】
令和6年6月、上松町役場の草刈り作業者の死亡災害が発生した。松本労働基準監督署監督官の指導事項に「リスクの高い作業を洗い出し対策を検討し早期に措置せよ」 とあります。本件の死亡災害は、今後の木曽病院の分娩廃止に共通するものがあります。つまり分娩廃止において責任者は、リスクの高い事象を洗い出し対策を検討し、早期に措置することを必ず行わなければならない、ということです。(事故が起こってからすることではなく、起こる前に危険を洗い出し・対策を立て・その対策を検討し・実施措置を行う、これが基本です)
<2つ目の質問>
木曽病院での分娩廃止によって周産期医療体制が見直されますが、分娩による自己負担金は、木曽病院で分娩した場合の費用に同じと考えるべきです。つまり、遠方病院近くの事前宿泊、事後の宿泊、十数回の往復の交通費などで発生した自己負担金は、すべて支援されることでよろしいですか?
<答弁>
家族など同伴者への費用負担などは想定の範囲を超えているため、今後の課題として検討していく。
【評価】
長野県健康福祉部より第一優先課題として「安全で安心な分娩を提供するための体制づくり」が示されております。町村の説明会の場で私から直接申し立てておりますが、「安全で安心」とは、木曽病院での分娩廃止に伴い、母子及び家族への危険を回避すること、そして精神的・肉体的・経済的負担を生じさせないことにあります。
この「安全で安心」であることは、譲れない条件であり生命と財産を守る責務を認識してください。
・・・・ここからは、木曽郡6町村有志の活動内容を紹介します・・・・
「R7.5.25 第1回 木曽病院を考える会(仮称)」
第2回の報告へ・つづく
以上
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>森 しげお (モリ シゲオ)>どうなる木曽病院 VOL4