2021/1/10
ウイルスにはDNAウイルスとRNAウイルスの2種類に分類されます。
現在、世界中を苦しませているコロナウイルスはRNAウイルスに分類されます。
このため、「ウイルスが存在するか?」を確認するためにはウイルスのRNA(遺伝情報)の有無を確認することになります。しかし「PCR検査」のPCRはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字をとったもので、微量のDNA断片を増幅して検出する方法になります。
では、RNAウイルスはどのようにして検出するのでしょうか?
DNA(デオキシリボ核酸、deoxyribonucleic acid)とRNA(リボ核酸、ribonucleic acid)は「核酸」と呼ばれ、核酸にはウイルスの遺伝子が含まれています。つまり、ウイルスの増殖に必要な設計図のようなものが含まれている。DNAには、生物の体を構成する設計図(遺伝情報)が書き込まれている。DNAは、鎖のような構造をした物質に書き込まれており、DNAは二本の鎖が対になってらせん状の構造をしており、安定した状態にある。

構成する際には、この遺伝情報をコピーすることから始まります。
DNAの二本の鎖を解いて一本鎖にし、その鎖をコピーしていきます。
これを「転写」と呼びます。このときコピーされたものがRNAです。
このコピーを元にして蛋白質が作られ、DNAやRNAの体を構成していきます。
RNAは一本の鎖のみであり、DNAに比べて不安定な構造をしています。
RNAを遺伝物質として持つRNAウイルスは、遺伝子としての安定性が低いことになります。しかし、不安定であるがために、変異スピードが速いことが特徴の一つでもあります。つまり、RNAウイルスは変異スピードがDNAウイルスよりも速いのです。
RNAは不安定な物質である為、取り扱いが難しいのです。
そのため、RNAウイルスを調べるためのPCR検査では、まずRNAを安定したDNAに変換してから検査を行います。つまり、RNAウイルスの有無を検査するには、まずRNAをDNAに変換することから始まるのです。
これを「逆転写」と言います。
DNAやRNAは目に見えず、非常に小さな物質であるため、その存在を確認するには、ある程度の量が必要となってきます。そのため、次に量を増やす工程「増幅」を行います。
順番は、「採取された検体に含まれるRNAをDNAに変換(逆転写)」→「そのDNAを増幅」
DNAの数は1サイクルのPCRでおよそ2倍に増えていく。したがって、20サイクルのPCRにより、最初に存在したDNAのおよそ100万(2の20乗)にもなります。仮に、ウイルスのDNAが検体の中に存在していなければ、
何度PCRを行っても”0”ということになります。
これにより、採取された検体の中に新型コロナウイルスのRNAが含まれていれば、RNAから変換されたDNAが増幅されて陽性となり、検体の中にRNAが含まれていなければ何も増幅されないので陰性となります。
PCR検査では、この増幅工程に時間を要します。
なので、検査結果が判明するまでに数時間要するということになります。
一方で、多くの企業や研究所が開発や輸入・販売している「(抗体)検査キット」は、
10~20分程度で結果が判明します。
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