2026/7/26

橿原市の藤原宮跡を含む構成資産が、世界文化遺産に登録されたことを祝し、市議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。
藤原宮跡の傍らには、歴史小説家である司馬遼太郎先生の文字が刻まれた一つの歌碑が佇んでいます。そこに刻まれているのは、『万葉集』の一首です。
「藤原の 古りにし郷の 秋萩は 咲きて散りにき 君待ちかねて」
「平城京への遷都により、待ち人に会えぬまま萩の花だけが静かに咲いて散っていく」という意味であり、時代の移ろいと、置き去りにされた情景の切なさを象徴する歌として語られてきました。
しかし、都が去り、どれほど年月が流れようとも、この地から人々の営みが消えることはありませんでした。今日まで幾重にも重なる日々の暮らしがあり、歴史を守り抜く強い意志が存在し続けてきたのです。そして本日、世界遺産登録という最高の瞬間を迎えることができました。
「萩」という植物の語源を辿ると、何度踏まれても古い株から強く新芽を吹き出す「生え木」から来ているとされています。かつて歌の中で切なく散った萩は、消えてなくなったわけではありませんでした。厳しい環境においても、萩が何度も力強く芽吹いたように、どんな困難な時代においても、先人達がこの藤原宮跡の歴史と情熱を、幾世代にもわたって絶やすことなく守り続けてきたことこそが、今日という日に繋がったのです。
最後になりますが、千三百年を超える歴史を今日まで守り抜いてこられたすべての方々に深く敬意と感謝を捧げますとともに、この輝かしい価値をまた次の時代へと繋いでいくことをお誓い申し上げ、私からの祝辞といたします。
本日は、誠におめでとうございます。
令和8年7月26日
橿原市議会議長 うすい卓也



◆◆◆
☘️ Staffメモ .·* 🕊️
─────────────
🔗 「飛鳥・藤原の宮都」構成資産
https://share.google/CFyAniFxR1cx1CZZ4
📷 写真のご紹介
3枚目の写真:
祝辞の中でも触れている、藤原宮跡にある万葉歌碑です。
4枚目の写真:
構成資産のひとつ「藤原宮跡」の花園に咲く蓮の花です🪷ちょうど見頃を迎えており、訪れる多くの方々を楽しませてくれています。
☀️ 暑さ対策のお願い
連日猛暑が続いています。お出かけの際は、くれぐれも熱中症にお気をつけください。
🗓️ 今後の予定
今月29日(水)には、橿原市議会「世界遺産登録に関する特別委員会」が開催されます。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>うすい 卓也 (ウスイ タクヤ)>【橿原市】㊗️飛鳥・藤原の宮都 世界遺産登録決定