2026/6/26
6月定例会が閉会し、上程された議案は全て可決されましたが、意見書だけは賛否が分かれました。
そもそも「意見書」とは、地方自治法第99条に基づき、自分達の街の公益に関する事について国や省庁に提出するものであり、「橿原市議会としての意思表示」と言えばわかりやすいでしょうか。
可決されれば議会の総意として扱われるので、提出者の議員さんはできるだけ多くの賛同者を得ようと、文言を推敲したり、出すタイミングを見計らったりされています。
ただ、懸命に調整して、市議会で可決されたとしても、意見書には法的拘束力はありません。
それは、地方自治法が「提出することができる」と定めているだけで、国に「誠実に処理し、結果を報告せよ」という義務を課していないためです。
だから、どう処理されて、どう政策に反映されているのかを知る術は存在しません。
いわば地方議会は「出しっぱなし」、国は「もらいっぱなし」状態なのです。
「そんなん全然意味ないやん!」ということで、全国市議会議長会は政府に対して、「地方議会から来る意見書を政策立案に活用して、それを公表してや」と要望していますが(何年も!)、実現に至っていないのが現状です。
僕はこれを「地方自治のパイプの詰まり」と呼んでいます。
意見書は「今、現場はここが困ってるから、こういう予算や法改正が必要やねん」という、最前線にいる地方議会から国へのお手紙です。橿原市の議員さんが必死に書いて想いを託したお手紙ですから、どうにかうちから出した意見書だけでも、行方と効果を追う方法はないかなと思案中です。
ということで今日は「意見書」のお話でした。
ちなみにあなたの街で可決された意見書はここで検索できます!
https://www.si-gichokai.jp/open/opinionSearch.jsp
👔橿原市議会議長 うすい卓也

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☘️ Staffメモ .·* 🕊️
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🔎 橿原市議会が過去に提出した意見書
https://www.si-gichokai.jp/open/opinionList.jsp?mode=ncon
📝 6月定例会で可決された意見書
❶核兵器禁止条約第1回再検討会議へのオブザーバー参加を求める意見書 ▶《 賛成多数 》
❷ドナーミルクの利用拡大を求める意見書 ▶《 総員起立 》
❸イラン戦争がもたらす物価高・資材不足から暮らしと営業を守るための緊急対策を求める意見書 ▶《 賛成多数 》
❹医療機関の経営改善及び医療・介護人材確保のための診療報酬・介護報酬等の再改定、財政支援の充実を求める意見書 ▶《 賛成多数 》
❺中東地域における軍事衝突の停止と外交による平和的解決を求める意見書 ▶《 総員起立 》
✒️ 採決について
「総員起立」とは、議場で起立による採決を行い、出席した議員全員が立ち上がって賛成したことを示しています。
一方、「賛成多数」は意見が分かれたものの、賛成が上回って可決されたものです。
議長には、議場の賛否を見極めて「可決」か「否決」 かを最終的に宣告する重要な権限(宣告権)があり、 議長が可決を宣告して初めて正式な決定となります。
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