2026/8/17

世田谷区民より沖縄知事選が大事
台風15号の大雨による深刻な被害が、関東を中心に広がっています。まずは、お亡くなりになった方々に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。13日夕方、世田谷区でもレベル4の大雨危険警報と氾濫危険警報、レベル3の土砂災害警報が発表され、区民は不安な時間を過ごしていました。
このような中、世田谷の保坂展人区長はと言えば、区民の安全・安心のために万全を期すべく、各方面から集まる情報に耳を傾け、庁舎で大雨の動向を見極めているかと思いきや、その体は沖縄県那覇市のともかぜ振興会館にありました。かねてより昵懇の間柄である玉城デニー・沖縄県知事の応援に出向き、知事選を意識した「これからの沖縄について」と題したトークショーで、長広舌を振るっていました。

台風19号の教訓は無視
私は世田谷区内の雨の激しさに区民の無事を案じながら、災害特別委員長として区と連携し、情報収集に当たっていました。同時に、世田谷区にとって教訓となった、2019年の台風19号のことを思い出していました。当時、多摩川をはじめとする河川の氾濫、それに伴う住宅の浸水が相次いで起き、はたまた暴風は家屋の屋根を吹き飛ばし、公園の木々をなぎ倒しました。しかし、区役所の指揮命令系統は乱れに乱れ、スムーズな避難誘導もままならず、区民の不安は頂点に達しました。地震に比べて風水害対策は格段に脆弱だったのです。
直後の議会では厳しい意見が相次ぎ、私も盲導犬の避難所への受け入れを断ったケースなどを取り上げ、ペット防災と併せて避難所運営についての改革を提案したり、交通規制に関する混乱と区民の安全確保について、区の責任を追及しました。その後、区は国と協力し、多摩川の無堤防エリアの工事を進めたり、土嚢ステーションの設置増強や止水板の助成など風水害対策の備えを充実化してきました。職員の警戒体制の見直しも行われ、議員を含め、風水害についての意識改革が図られたと思っていましたが、驚くことに災害対策の最高責任者である区長が、被害の恐れがあるまさにその時、世田谷区から遠く離れた彼の地で政治活動に勤しんでいたのです。

区長だけでなく副区長も不在!?
台風などによる風水害は、突発的に起こる地震と違って、あらかじめ対策を講じられます。保坂区長は気象予報で、世田谷において被害が発生する可能性があることは、容易に感じ取れるはずです。しかし、自身のXアカウントからも事前に宣伝している通り、区民のことはお構いなく、最初から沖縄へ出発する気満々だったのです。
8月13日夜、沖縄県那覇市で開かるシンポジウムに参加します。デニー知事には,2年前の春にローカルイニシアティブネットワークの集会で特別報告をしていただいています。当日はオンライン中継で視聴できます。
【ライブ配信】これからの沖縄について ~首長が語るまちづくり~…
— 保坂展人 (@hosakanobuto) August 12, 2026
なかには、「トップがいなくても、部下が対応しているならよいのでは?」という意見がありますが、災害対策の最終決定者は区長です。災害対策基本法でも、首長には強い権限が与えられています。しかし、まさに警報発令中にトークショーが行われており、刻一刻と状況が変化するなか、約1時間45分の間、区長は沖縄の地にて熱弁を振るっていたのです。重要な意思決定を仰ぐ場合は、区長の携帯電話を鳴らせばよい、とでも言うのでしょうか。常識的に考えても、迅速な指揮が執れるわけがありません。トップがこのような態度では、現場の士気にも間違いなく悪影響を及ぼしているでしょう。この件は調査の上、今後の議会でしっかり追及しますが、さっそく「区長どころか副区長も休みだった!」との指摘も出ています。行政の災害対策の姿勢として、これでよしとする世田谷区民は少ないでしょう。千葉県で自宅が浸水した知人によれば、「あっという間の出来事だった」と話していました。つまり、災害は予測不可能なのだから、用心してし過ぎることはないのです。ましてや行政は、万全の上にも万全の体制を構築しなければなりません。
行政の長というより“政治活動家”
保坂区長の驚きの言動はいつものこととはいえ、区民の命を預けられている行政トップとして、今回の件は致命的な振る舞いではないでしょうか。保坂区長はLIN-Net(Local Initiative Network)という左派系政治家グループを率いています。この運営委員である杉並の岸本区長も、デニー知事のトークショーに出ていましたが、「杉並区は大雨で警戒態勢にあり、中座する可能性もあるので」と断り、さすがにオンライン参加になっていました。いまもって、トークショーの動画を視聴するようにⅩで宣伝しているところを見ても、保坂区長のデニー知事への熱の入れようは、半端なものではありません。ただの“政治活動家”ならいざ知らず、93万区民の安全を守るべき行政の長としては、完全に役割を履き違えています。このままでよいはずはありません。猛省を促します。ひえしまは、健全な世田谷区政を創るため、これからも厳しくチェックして参ります。
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ホーム>政党・政治家>ひえしま 進 (ヒエシマ ススム)>世田谷・保坂区長は警報発令中に沖縄へ