2026/4/26
1995年、ドイツの作家
ミヒャエル・エンデ がこの世を去りました。

代表作
モモ に象徴されるように、彼は「時間」や「人間の豊かさ」を問い続けた作家として知られています。
しかし、晩年の彼が本気で向き合っていたテーマ――
それは「お金」でした。
現代社会は、物も情報もあふれています。
それにもかかわらず、
エンデはこの状況を、単なる社会問題ではなく
「貨幣システムの問題」として捉えていました。
エンデが指摘した本質はシンプルです。
お金は本来「交換の道具」だったはずが、
「増やす対象」へと変質してしまった
現在のお金は
という性質を同時に持っています。
その結果、
という構造が生まれました。

地方創生がうまくいかない理由は明確です。
お金が地域に流れてきても留まらないからです。
つまり、地方で生み出された価値が
地域外に吸い取られる構造になっているのです。
これは努力の問題ではなく、仕組みの問題です。
ここで重要になるのが
減価する通貨という考え方です。
これは、
「持っているだけで価値が減るお金」
です。
そんなもん誰が使うんだよ!
と言う人はたくさんいます。先見性のない人は。
一見すると不利に見えますが、実は逆です。

減価する通貨はこういう行動を生みます。
つまり、 お金が“流れること”を促進する仕組み なのです。
今は内部留保でお金が動かなくなっていますよね。
それはバブル時代の反省からずっとこの30年間そうなってしまったのです。

エンデはこうした貨幣の問題を、早くから見抜いていました。
彼が影響を受けた思想には、
があります。
マルグリット・ケネディ は明確に述べています。
現在の貨幣システムは、最終的に「経済崩壊」か「環境崩壊」に至る

では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
歴史的には、
など、実際に成功した事例があります。
問題は「できるかどうか」ではなく、
やる意思があるかどうかです。
これを今、我が国が、自治体主導のもとに行わなければ、日本という国がなくなっていくでしょう。
そうならないためにもやるべきです。
この政策は、ひいては食料とエネルギーの完全自給をもたらすことができるのです。

今の経済は、
という構造です。
しかし本来、経済とは 人の暮らしを支えるための仕組みであるはずです。
ミヒャエル・エンデの問いは、ここに帰着します。
「お金に支配されるのか」
「お金を使いこなすのか」
減価する通貨は、その答えの一つです。
そしてそれは、地方が中央に依存せず
自立するための現実的な手段でもあります。

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