2026/4/22
2026年4月、福島県で今シーズン初のつつが虫病が確認されました。
このニュースを「毎年のこと」と流してはいけません。

この感染症はすでに発生パターンが完全に分かっているようです。
つつが虫病は、ダニの一種ツツガムシに刺されることで感染する病気です。
高熱
発疹
黒いかさぶた(刺し口)
が特徴で、治療が遅れると重症化・死亡例もあります。
つまり「珍しいが軽い病気」ではありません。

福島県では、
年間:約20人前後
春(4〜6月)と秋(10〜11月)の二峰性ピーク
という、極めて安定した発生パターンがあるそうです。
これは偶然ではなく、
「毎年ほぼ同じ条件で繰り返されている」
ということを意味します。

うわー こわそう。
さらに重要なのは、発生地域です。
特に、
郡山市周辺(県中)
白河・棚倉周辺(県南)
このエリアに大きく偏っています。
つまり郡山は明確なリスク地域です。

一方で春は、
会津・浜通り・中通り
すべてで発生しています。
つまり春は「どこでも危険」です。
原因はツツガムシの性質です。
特定の環境に定着する。
世代を超えて同じ場所に残る。
さらに、河川敷・放置農地・山際の草地
こうした場所が温床になります。
郡山を例にすると、危険なのは次のような場所です。
阿武隈川水系などの河川敷
管理されていない農地・休耕地
住宅地と山林の境界(いわゆる里山)
草刈り頻度の低い公共用地
これらはすべて、 「人が関与しなくなった環境」です。
データを見ると、感染の多くは農作業、庭の手入れといった日常活動です。
しかも、約8割が高齢者
つまりこれは、
レジャーリスクではなく「生活リスク」
です。
ここまで見れば明らかです。
地域は分かっている
季節も分かっている
発生規模も安定している
それにもかかわらず行政の対応は、
長袖を着ましょう
草むらに入らないでください
という個人任せの注意喚起が中心です。
問われるべきはここです。
本来行政がやるべきは、
危険地域のマップ公開
河川敷・公共地の定期管理
発生地点の詳細開示
高齢者向けの重点対策
つまり、
「感染しない環境を作ること」
です。
よくある誤解があります。
「自然だから仕方ない」
しかし現実は違います。
放置された土地
手入れされない公共空間
人の管理が抜けた環境
これがリスクを増幅させています。
つまりこれは、
自然災害ではなく、人為的に放置された問題
です。
つつが虫病は、
毎年起きている
地域も特定されている
対策も見えている
それでも現状は、
「注意してください」で終わっている
これは感染症の話ではありません。
行政の姿勢の問題です。
福島県は今、
予測できるリスクに対して
どこまで踏み込むのか
その判断を問われています。
この問題を「毎年のこと」で終わらせるのか。
それとも「変えるべき構造」として向き合うのか。
問われているのは、私たち自身でもあります。
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