2026/4/27
今朝の産経新聞。
阿古智子東京大学教授による「正論」は、批判的思考はなぜ重要なのかと題された大変読み応えのあるものでした。
私の4/16の文科委員会の質疑、沖縄・辺野古沖で起きた転覆事故に係る発言にも触れて頂いておりましたので、私も意見を述べさせていただきます。
1点目、『伊藤孝恵議員は「学校が主体性を持った結果、事故が起きた」と述べ、私立学校への自治体の監督権限が機能していないと指摘した。』とありますが、それらが「安全管理」に特化した文脈であることが記事の中では抜け落ちています。
公立であれば、教育委員会要領等で事前調査や危機管理計画、引率教職員体制や保護者への説明と同意取得が細かく定められ、報告が義務化されている一方で、私立には自治体等への報告義務はありません。“建学の精神”を聖域として、私立にだけ安全管理についての報告義務を課さない道理はありません。その点を問題視した問いであることを再度ご確認頂ければ幸いです。
2点目に、阿古先生の、『生徒においても、批判的精神をもって教師に問いを投げかけ、企画を一緒に練り上げるのが教育としては理想だ。』『つまり教師も生徒も主体的に考え行動できなければ、自らの責任を他人に転嫁するような構造が根付いてしまうということだ』『単なる歯車として生きたくないなら、国家と社会を「私」の視点から分析し、主体的に「正義」の在り方を考え、それを実践していかなければならない。』等のご主張は、先生が記事の中で付言されている台湾の作家、龍慶台氏の“安全な場所から正義を実現しようとする者”の言葉、そのものではないでしょうか。
亡くなった武石知華さんのご家族の現状に思いを馳せれば「今」ご自身の主張を補強するエピソードとして、この事故を取り上げるのは想像力の欠如だと感じます。
愛娘の枕に顔をうずめて嗚咽するお母さまや、一緒に遊んだプレステのコントローラーを握りしめ、何でもするからどうか時間を巻き戻して欲しいと願ったであろうお父さまや、両親を守りたいと気丈に振る舞うお姉さまの聡明さに、私は心が震えます。
先生の「正論」は流石です。だからこそ、その「正論」がどうやったら実現できたのか、できるのか。今は何がボトルネックになっていて、どうやったら変えていけるのか。
知華さんに報告できる成果物をまみえるため、先生のご知見ご人脈を賭していただき、至らぬ私へのご指導も伏してお願い申し上げます。
<正論>「批判的思考」はなぜ重要なのか
https://www.sankei.com/article/20260427-NP5XXVETYZOB3B6AC3D4WKZKT4/

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