2026/9/14
【なぜ人間は、おたがい仲良く、平和に暮らせないのだろう。】
「アンネの日記」より
ホロコースト記念館
(広島県福山市御幸町中津原815)
見学しました。
展示を見ながら、改めて強く心に残ったのは、
ホロコーストが、ある日突然始まったものではなかったということです。
選挙を通じて支持を広げ、
合法的な政治過程を経て政権に入った政治勢力が、
やがて特定の民族を差別し、排除する政策を進めていく。
そして、その差別が「法律」という形になり、
人々の権利が一つひとつ奪われていきました。
ユダヤ人を社会から分離し、隔離し、
「同じ市民」として扱わない。
そうした政策が段階的に進められ、
その先に、決して取り戻すことのできない、
あまりにも多くの尊い命が失われた歴史があります。
法律は、本来、人の権利や暮らしを守るためにあるものです。
しかし、政治が誤った方向へ進めば、その法律そのものが、
人を差別し、排除し、自由や尊厳を奪う道具にもなり得る。
多くの人が支持していること、
選挙を経ていることだけで、
その政治が正しいとは限りません。
だからこそ政治には、
常に「誰かの権利を奪っていないか」
「特定の人々を排除する仕組みになっていないか」
という視点が必要なのだと思います。
議会で条例、政策を議論し、法律にも言及する立場にいる一人として、
政治を間違うことの危うさ、
そして一つひとつの判断が人の人生や尊厳に関わっていることを、改めて重く受け止めました。
過去を知ることは、過去を振り返るためだけではありません。
同じ過ちを繰り返さないために、
今の社会を見つめ、今の政治を問い続けるためなのだということを、改めて強く意識する貴重な時間となりました。
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ホロコースト記念館のすぐそばには、とても人気のパン屋さんがあり、外まで長い行列ができていました。
その光景を見ながら、ふと、ここに並ぶ方々のほんの一部でも、すぐ近くにあるホロコースト記念館にも少しだけ意識を向けてくださったら――と思いました。
美味しいものを楽しむ時間も、日々の暮らしの中でとても大切なものです。
その一方で、少し足を延ばした先に、私たちが忘れてはいけない歴史を伝え続けている場所があることも、多くの方に知っていただけたらと思います。
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