2026/8/13
金沢市中央卸売市場の再整備について、青果食品商業協同組合の皆様をはじめ、市場関係者の方々と意見交換をさせていただきました。
現在、金沢市では、老朽化が進む中央卸売市場の再整備が進められています。
現在の方向性では、青果棟を金沢港東部工業用地へ移転して新築し、水産物棟は現在地で建て替えるという、青果と水産を分離した形での再整備が検討されています。
今回の意見交換では、実際に市場を利用し、日々商いをされている皆様から率直なお話を伺いました。
皆様が強く訴えておられたのは、**「市場の再整備そのものに反対しているのではない」**ということです。
開場から長い年月が経過し、施設の老朽化も進んでいることから、将来を見据えた建て替えの必要性については理解されています。
しかし一方で、青果と水産を別々の場所に分離することについては、皆様から反対の声が上がっています。
現在の中央卸売市場では、青果、水産、仲卸、小売、関連事業者など、多くの方々が一つの市場の中で関わり合いながら、市民の食を支えています。
青果と水産が離れた場所になれば、仕入れのために両方の市場を移動しなければならないケースも生じます。
その結果、移動時間の増加だけでなく、物流コストや燃料費、人件費などの負担が増える可能性もあります。
また、災害時の対応や物流効率、環境負荷など、将来にわたって検証しなければならない課題もあります。
今回、皆様のお話を直接伺い、改めて考えさせられたのは、
「市場は誰のために、何のために再整備するのか」
ということです。
もちろん、建設費を抑えることや工期を短縮することも大切です。
しかし、新しく整備される市場は、この先何十年にもわたり金沢市民の食を支える大切な社会基盤となります。
目先の建設費や工期だけではなく、そこで働く方々、仕入れに訪れる方々、商品を運ぶ方々、そして何より金沢市民にとって、どのような市場の姿が最も良いのかを考えなければなりません。
金沢市が掲げる中央卸売市場の将来像は、
「金沢の豊かな食と文化を支え北陸のハブ拠点となる未来共創型総合市場」
です。
その将来像を実現するために、青果と水産を分離することが本当に最善なのか。
市場関係者の皆様の声をしっかりと受け止めながら、私自身も改めて検証していきたいと思います。
再整備の必要性については十分理解しています。
だからこそ、これから50年、60年先を見据え、金沢の食を支える中央卸売市場がどうあるべきなのか。
現場で働く皆様の声を大切にしながら、将来に悔いを残さない市場再整備となるよう、今後もしっかりと取り組んでまいります。
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ホーム>政党・政治家>上田 まさひろ (ウエダ マサヒロ)>「青果と水産を分離して本当にいいのか?中央卸売市場再整備について現場の声を聞く」