2026/7/29
経済環境常任委員会の行政視察に向けた下見を兼ねて、札幌市中央卸売市場を視察しました。
今回は市場協会の説明案内員の方にご案内いただき、施設の概要や市場運営の仕組み、建て替えの経緯などについて詳しく説明を受けました。
札幌市中央卸売市場は、水産棟と青果棟からなる北海道最大級の食の流通拠点です。見学者専用通路からは市場全体を見渡すことができ、広大な施設ではフォークリフトが行き交い、青果や水産物が効率よく搬送される様子を見学することができました。
視察当日は取引終了後の時間帯でしたが、市場内では清掃や翌日の準備が着々と進められ、衛生管理が徹底されていることが印象的でした。市場は単に売買を行う場所ではなく、安全・安心な食を支える重要な社会インフラであることを改めて実感しました。
特に興味深かったのは、市場施設の建て替えです。札幌市中央卸売市場では、市場機能を止めることなく施設を更新するため、**「ローリング方式」**を採用しています。一部の施設を新築・移転した後に既存施設を解体し、その跡地に次の施設を整備するという方法を繰り返すことで、市場の営業を継続しながら建て替えを進めていました。
中央卸売市場は、市民の食生活を支える重要な施設であり、長期間機能を停止することはできません。そのため、物流を維持しながら段階的に整備を進めるこの手法は、金沢市中央卸売市場の今後を考える上でも大変参考になる取り組みでした。
また、市場内では環境負荷の低減を目的として、馬力のある天然ガス(CNG)車両が導入されていました。担当者からは、北海道の厳しい冬では低温の影響で電気自動車はバッテリー性能が低下し、早朝から長時間稼働する市場業務には課題があるため、十分な出力と航続性能を備えた天然ガス車を採用しているとの説明を受けました。環境対策と実用性を両立させた取り組みは、北海道ならではの知恵であると感じました。
さらに、見学者専用通路や展示スペースも整備されており、市民や子どもたちが市場の役割や食の流通について学べる環境づくりにも力を入れていました。市場を「開かれた施設」として活用している点も大変印象的でした。
今回の視察では、物流機能の維持、環境への配慮、そして将来を見据えた施設整備など、多くの先進的な取り組みを学ぶことができました。
金沢市中央卸売市場も老朽化が進み、今後の施設更新が重要な課題となっています。今回得た知見を今後の経済環境常任委員会での議論に活かし、市民の食を支える市場機能の充実と持続可能な市場運営につなげていきたいと思います。
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ホーム>政党・政治家>上田 まさひろ (ウエダ マサヒロ)>【北海道最大級の札幌市中央卸売市場を視察 ~市場運営と施設整備の工夫を学ぶ~】