2026/5/12
第2回 議会基本条例が目指すもの
現在、宇部市議会では「議会基本条例」の制定に向けた議論が進んでいます。聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは議会の役割や責任、議員の行動原則などを明文化する“議会の憲法”とも言われる重要な条例です。
これまで地方議会は、法律に基づいて運営されてきました。しかし、それだけでは議会の姿勢や理念が市民に伝わりにくい面もありました。全国では、「市民参加」「情報公開」「政策提言」などを柱にした議会基本条例を制定する自治体が増えています。
例えば、「市民との意見交換会を定期開催する」「議会報告を充実させる」「議員同士が自由討議を行う」などを条例で定めることで、議会の方向性を明確にするのです。
宇部市でも、議会改革の一環として条例制定の検討が進んでいますが、私は条例が単なる形式的なものになってはいけないと思っています。重要なのは、“条例を作ること”ではなく、“条例をどう生かすか”です。
議会は時に「行政の追認機関」と見られることがあります。しかし本来は、市民の立場で行政を監視し、必要な提案を行う存在です。だからこそ、議員一人ひとりの責任も重くなります。
また、市民にとっても「議会を身近に感じるきっかけ」になることが期待されます。議会は遠い存在ではなく、市民の暮らしに直結する意思決定の場です。
条例制定を機に、宇部市議会が“市民とともに考える議会”へ一歩前進できるか。今後の議論に注目していきたいと考えています。
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アオタニ カズヒコ/69歳/男
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