2026/7/29
「聴こえる」と「聞き取れる」は違う!加齢性難聴の正体と「聴こえ8030運動」|月谷町おしゃべり会レポート
7月29日(水)、月谷町おしゃべり会が開催されました。
今日のゲストは、シャープ株式会社の多田さんと、弾き語りの斎藤さんです。
シャープの多田さんからは、『「聴こえる」も「わかる」も脳』と題した興味深いお話がありました。
「聞こえている」ことと「聞き取れている」ことはまったく別物。加齢性難聴の正体は、耳の入り口にある有毛細胞が徐々に破損・全滅していくこと。そのため、まず高音の聞きとりから悪化していきます。
だからこそ、高音にさらされる時間をできる限り減らすことが大切です。聞こえないからと音量を上げるのは逆効果。早めの補聴器がおすすめです。
補聴器をつけると、これまで聞こえていなかった高音が一気に入ってくるため、最初の一週間は「やかましい」と感じるのが普通。徐々に慣れていく必要があります。
耳鳴りの原因のひとつにも「聞こえないこと」があります。耳が聞こえないから、脳が無理やりチューニングをかけているのです。
自分の聴力を正確に知っている人は意外と少ないもの。視力のように数値化して把握することが重要です。聴力は20歳がピークで、その後30年かけてゆっくり低下するため、悪化に気づきにくいのが特徴です。
残念ながら、耳の聞こえを治す市販薬も、聞こえがよくなる特別な食べ物もありません。
歯には「8020運動」(80歳で20本の歯を残そう)があり、ここ10年で達成者が2倍に増えました。
これからの時代は「聴こえ8030運動」。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が推奨する「80歳で30dB(ささやき声レベル)の聴力を保つ」という新基準です。
人生100年時代。目や歯だけでなく、耳にもしっかりと関心を持っていきたいですね。
多田さんのお話のあとは、弾き語りの斎藤さんが登場。懐かしい歌を熱唱してくれました。斎藤さんは地元の夏祭りでも活躍しているそうです。
耳の健康について深く考えるきっかけになった、充実したおしゃべり会でした。
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