2025/10/20
夕方、浜芦屋町で電線が鳥で埋め尽くされている光景を目撃しました。近くで見たわけじゃないので断言はできないものの、恐らくムクドリの群れかと思います。ちょっとギョッとする光景です。
駅前(ラポルテ東館の東、中央線)でこうした光景を見ることはよくありました。夕方にここを通る機会は少なくない中で、住宅街でこうした光景を見るのは初めてです。
チュンチュンと鳴くだけならまだしも、問題はやはり糞害です。下の道路がすぐに真っ白になってしまい、景観を著しく損ねます。群れがいなくならない限り掃除してもキリがありません。
また、乾くと粉塵が舞います。鳥糞によるアレルギー等の影響もあり、衛生面も非常に心配です。住宅街ということで、洗濯物への影響も心配されます。
芦屋市ではここ数年、鷹匠によるカラスの追い払いを行っています。確かにカラスからすると鷹は恐ろしいため、放たれると逃げるでしょう。よって「実施したエリア」では一定の効果が出ているのだろうと思います。
ただ、鳥は「消える」のではなく「移る」だけです。空に市境はなく、「芦屋は怖いから、西宮に行こう」ということもありません。要するに、鷹が飛ぶ駅前や公園から、鷹の来ない住宅街へと移ります。なぜなら、住宅街では鷹は飛ばせないからです。
結果的に、駅前が静かになるほど、住宅街が騒がしくなる。鷹を飛ばすことで、被害がスライドしているだけなのかもしれません。
カラスの最大の被害は、ごみを荒らされることです。よって、ごみ出しの工夫である程度防げます。人間の行動でコントロールできる余地があるとも言えます。
でもムクドリは、食べるのは虫や木の実。ねぐらを選ぶのは環境そのものです。人の工夫が通じにくい。追い払っても、また別の安全地帯を見つけてしまいます。だからこそ厄介で、共生の糸口が見えません。
少なくとも現時点で、僕に妙案はありません。どうすんのこれ…という段階です。
決定的な原因はわかりません。気候、剪定、照明、鷹、風向きなど、いろんな要素が関係しているはずです。ただ一つ言えるのは、鳥たちはいきなり現れたわけではないということ。
どこかで居場所を失い、どこかから流れてきている。ぐるぐる回っているのは、もしかすると人間が環境を動かした結果かもしれません。
芦屋市で近年行われている「鷹によるカラス追い払い」の影響も、少なからずあるように思います。鷹という、本来の芦屋市内の自然には存在しない巨大な猛禽類の出現でカラスもムクドリも動きます。その結果、浜芦屋町の電線にとどまってしまっているのかも。
税金を使って行われている鷹対策、その効果と副作用。市民生活への影響など、調べられる部分はあると思います。ムクドリさん、ムクドリさんと聞けるなら良いんですが、すべて想像の域を出ず、決定打に欠ける印象。どこから流れてきて、どこへ行くのか。データは取れても、結局、追い払えない場所に移るだけです。
カラスにしてもムクドリにしても、鳥獣保護の対象であるため、いたずらに駆除はできません。しかし、住宅街のほうにまで群れが現れるようになると、生活被害も深刻です。生態系と人の暮らしの「ちょうどいい距離」をどう探っていくか。これがこれからの課題だと思います。
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