山本 ひろこ ブログ

品川区「朝の居場所事業」を視察してきました!

2026/7/15

先日、品川区立戸越小学校で実施されている「朝の居場所事業」を視察してきました。

最初は「朝の預かり事業」というイメージでしたが、実際に見てみると、それだけではありませんでした。

子どもの安心・保護者の就労支援・地域交流を組み合わせた、とても興味深い取り組みでした。

「小1の壁」への対応

品川区では、小学校入学後に保護者が仕事を続けにくくなる「小1の壁」への対応として、この事業をスタートしました。

令和7年5月から3校で試行し、現在は37校中29校で実施されています。

保護者アンケートでは、

  • 朝の居場所を利用したい…45%
  • 利用希望者の約半数が週5回利用希望

という結果だったそうです。

朝7時30分から受け入れ

受け入れは平日7時30分から。

平均利用人数は12人程度(8~18人)。

子どもたちは読書や宿題などをして静かに過ごします。

遊びは禁止ですが、その分、安全面を重視した運営となっています。

8時になると一斉に教室へ向かい、ランドセルを置いた後は校庭で自由に遊ぶことができます。

以前は校門前で15~20人の子どもが開門を待っていたそうですが、現在はほとんど見られなくなったとのことでした。

先生ではなく地域が支える

印象的だったのは、

先生が関わっていないこと。

運営はシルバー人材センターやNPOへ委託され、

  • 正門
  • 朝の居場所

に原則3名配置。

学校の先生ではなく、地域の皆さんが子どもたちを見守っています。

「OBだから」「孫が通っているから」

そんな思いで参加している方も多く、地域交流の場にもなっていました。

一方で、人材確保は課題。

勤務時間が朝だけと短いため、なかなか担い手が集まらないそうです。

朝食支援も試行

昨年は11月~3月限定で、週2回(月・木)朝食提供も実施。

おにぎりやパンを無料で提供し、

  • 朝食がある日だけ来る子
  • 不登校気味だった子が朝食をきっかけに登校できたケース

もあったそうです。

ただ、

「毎日提供すると朝食を区に頼る家庭が増えてしまう」

という考えから、週2回に設定。

また、コンビニ受け取り方式では準備漏れもあり、現在は提供方法を見直しているとのことでした。

「朝の森」という名前

この居場所は「朝の森」と呼ばれています。

「居場所のない子が行くところ」というマイナスイメージをなくすため、親しみやすいネーミングにしたそうです。

登録していない子が来ても、その場で追い返すことはせず、案内チラシを渡し、後から保護者にWEB登録してもらう運用も印象的でした。

目黒区でも参考になる取り組み

今回視察して感じたのは、

最初は「朝預かり」という印象でしたが、

地域の高齢者が子どもを見守り、自然に交流が生まれる場になっているということ。

「居場所づくり」と「地域交流」を組み合わせた施策として考えると、とても可能性を感じました。

目黒区でも、

  • 小1の壁への対応
  • 朝の子どもの安全確保
  • 地域人材の活躍

という視点で、参考にできる点が多いと感じました。

The post 品川区「朝の居場所事業」を視察してきました! first appeared on 目黒区議会議員 山本ひろこ 公式ホームページ.

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著者

山本 ひろこ

山本 ひろこ

肩書 目黒区議会議員、元ITエンジニア、腎移植ドナー
党派・会派 無所属

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