2026/6/19
つくば市【高校不足を解決するために必要なこととは? 構造から考える】6月19日(金)~子どもたちの選択肢を増やすために~
つくば市議会議員の ひぐち ゆうだいです。
今回で「構造から考える 高校シリーズ」は最終回です。
これまで、
・なぜ高校不足が起きるのか
・なぜ高校は簡単に作れないのか
・高校無償化だけで解決するのか
という視点から考えてきました。
では私は、高校不足をどのように解決していくべきだと考えているのか。今日は、その考えをお伝えします。
私は、
【高校不足の解決策は一つではない】と考えています。まず必要なのは、人口増加に見合った県立高校の新設・増設・現状の整理です。
つくば市の人口は増え続けています。
茨城県には、その実情を踏まえた教育環境の整備を積極的に進めていただきたいと思います。
また、現在人気のある県立高校については、
クラス数や募集定員を増やすことも有効な手段ではないでしょうか。比較的短期間で受験環境を改善できる可能性があり、現実的な選択肢の一つだと考えています。
さらに、人口約27万人を擁し、研究学園都市として発展を続けるつくば市だからこそ、【市立高校という新たな選択肢】についても議論する価値は十分にあると思っています。
一方で、新しい学校を建設することだけが答えではありません。現在、定員割れとなっている県立高校についても、交通アクセスの改善や、特色ある教育プログラムの充実、大学・研究機関・企業との連携などにより、【通いたい学校】へと魅力を高めていくことも重要です。
私は特に、保護者の皆さんが求めているのは、最難関校だけではなく、安心して通え、進学実績もあり、子どもに合った【中堅クラスの高校】ではないかと感じています。だからこそ、学校数だけではなく、学校全体のバランスを考えた整備も必要です。
そして、もう一つ大切なことがあります。
つくば市はこれまで、つくばエクスプレスの開業区画整理事業、小学校・中学校・義務教育学校の整備などを進め、多くの子育て世帯に選ばれるまちづくりを行ってきました。
その結果として人口が増え、高校不足という新たな課題が生まれています。だから私は、
「高校は県の管轄だから、市は関係ない。」とは思いません。
子育て世帯を積極的に受け入れてきた以上、その子どもたちが高校生になるまで責任を持つ。
その姿勢が、これからのつくば市には必要だと考えています。
学校は、一度建てれば終わりではありません。
30年後、40年後も地域に価値を生み続ける「教育資産」として考える必要があります。
地域の防災拠点として。
大学や研究機関と連携した学びの場として。
社会人の学び直し(リカレント教育)の拠点として。
地域とともに成長する公共施設として。
そんな高校であれば、人口構成が変化しても、地域に必要とされ続けるはずです。
私は、高校を増やすことが目的ではないと思っています。
【子どもたちの選択肢を増やすこと。】
それこそが、本当の目的です。
県立高校の新設・増設。
人気校の定員・クラス数の拡大。
市立高校という新たな選択肢。
既存高校の魅力向上。
交通アクセスの改善。
そして、30年後を見据えた教育資産としての学校づくり。
これらを組み合わせて初めて、つくば市らしい高校政策になるのではないでしょうか。
教育は、未来への最大の投資です。
目の前の課題だけではなく、10年後、20年後、30年後を見据えて考える。
それが、この「構造から考える」シリーズで一番伝えたかったことです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。これからも、一つひとつの課題を「構造」から考え、皆さんと一緒に未来のつくば市を考えていきたいと思います。
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