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佐々木 まこと ブログ

田川市長選で考えたい。政治家に求められるものとは何か

2026/6/11

田川市長選を前に、改めて考えたいことがあります。それは、政治家に求められるものとは何か、ということです。政治家に必要なのは、立派な言葉を並べることではありません。大きな声で対立を煽り、誰かを批判することでもありません。

本当に政治家に求められるのは、人の痛みを自己責任として切り捨てるのではなく、社会全体で支え、自分のこととして受け止める力だと思います。市民の皆さまが日々の暮らしの中で感じている不安、苦しさ、悔しさ、将来への心配。その一つひとつを真正面から受け止めること。そこから政治は始まるのだと思います。

毎月の家賃、電気代、食費。

贅沢をしているわけではないのに、生活が苦しい。子育てに不安がある。親の介護が心配だ。車がなければ病院にも買い物にも行きづらい。地域に仕事が少ない。若い人がまちを離れていく。こうした声を、政治は決して軽く扱ってはいけません。

「それは個人の努力の問題だ」
「自分で何とかするしかない」

そう言って切り捨てるのではなく、なぜそのような不安が生まれているのか、政治として何ができるのかを考え抜くことが必要です。田川市長選で問われるべきことも、まさにそこにあると思います。

誰が勝つかだけではありません。誰が市民の痛みに向き合い、誰が田川の厳しい現実から逃げず、誰が具体的な解決策を示せるのか。それこそが、田川市長選で本当に問われるべきことです。政治家に求められる第一の姿勢は、現場の声を聞くことです。机の上だけで政策を考えても、本当に必要な政策は生まれません。地域を歩き、人に会い、声を聞き、田川の厳しい現実を直視すること。その積み重ねがなければ、市民の暮らしに届く政治にはなりません。

市役所の中だけでは見えない声があります。

高齢者の方が、通院や買い物の移動に困っていること。子育て世代が、教育や生活費に不安を抱えていること。介護をする家族が、誰にも相談できずに悩んでいること。事業者が、人口減少や地域経済の停滞の中で必死に仕事を続けていること。

こうした声を聞き、受け止め、政策へとつなげることが政治家の役割です。

しかし、話を聞くだけでは足りません。政治家には、具体的な結果を出す実務能力が必要です。どれほど良い理念を語っても、現実が変わらなければ、市民の暮らしは良くなりません。制度を知り、予算を読み、国や県と交渉し、議会や周辺自治体と協調しながら、どうすれば田川の現実を変えられるのかを考え抜く力が必要です。

福祉を守るにも、子育て支援を充実させるにも、医療や介護を支えるにも、教育に力を入れるにも、必ず財源が必要です。だからこそ、国や県の支援を待つだけではなく、田川市自らが稼ぐ力を持つことが大切です。ふるさと納税、企業誘致、地場産業の振興、民間との連携などを通じて、外からお金を呼び込み、その財源を市民の暮らしへ還元していく。

これからの田川市には、そうした攻めの市政が必要です。田川市長選においても、「何を配るのか」だけではなく、「どうやって財源をつくるのか」が問われなければなりません。耳ざわりの良い言葉だけでは、市政は続きません。厳しい財政の中で、何を優先し、どこに投資し、どのように持続可能なまちをつくるのか。その道筋を示すことが、政治家には求められます。

そして、政治家に最も必要なのは、将来世代への責任を引き受ける覚悟です。

すべての人にとって都合のよい答えは、簡単にはありません。人口減少が進み、財政が厳しくなる中で、何もかも今まで通りに続けることはできません。だからこそ、何を優先するのかを決めなければなりません。限られた財源を、本当に困っている人へ届けること。子どもたちの未来に必要な分野へ投資すること。医療、福祉、教育、交通、防災など、命と暮らしに直結する分野を守ること。老朽化した公共施設についても、ただ維持するのではなく、市民が本当に使いたくなる施設へと刷新していくこと。

先送りできない課題から逃げず、市民の皆さまに正直に説明し、徹底した情報公開と対話を行うことが必要です。政治家は、都合の良い話だけをする存在ではありません。耳の痛い課題であっても、真正面から向き合う。厳しい現実であっても、隠さずに伝える。そのうえで、希望を失わせるのではなく、「田川は変われる」という未来を示す。その責任から決して逃げないことが、政治家の役割だと思います。

私は、政治とは、対立を煽るためのものではなく、対話と協調によって解決の道をつくるためのものだと考えています。批判だけでは、まちは前に進みません。もちろん、不透明なことは正さなければなりません。説明責任を求めることも必要です。安易な妥協をせず、田川市として主張すべきことはしっかり主張しなければなりません。

しかし、その先に必要なのは、対決を続けることではありません。

必要なのは、解決です。

田川市郡の連携を再構築し、国や県との関係を活かし、民間の力も取り入れながら、どう前に進めるのか。その具体的な道筋をつくることが、政治家に求められています。田川市長選で大切なのは、「誰が相手を批判できるか」ではありません。

誰が市民の声を聞くのか。
誰が田川の厳しい現実を直視するのか。
誰が財源をつくるのか。
誰が人をまとめ、政策を実行するのか。
誰が将来世代に責任を持つのか。

その視点で、政治家の姿勢と覚悟が問われるべきです。政治家に求められるのは、怒りを受け止める力です。不安に寄り添う福祉の心です。そして、「田川は変われる」という希望を、確かな結果に変える力です。私は、皆さまの声を聞きます。誰よりも現場へ足を運びます。厳しい課題からも決して逃げません。そして、できることを一つずつ積み重ね、田川市を前に進めていきます。

政治家は、偉い人ではありません。市民の皆さまから託された責任を背負い、命と暮らしを守り、未来をつくるために、現場の最前線で働く存在です。だからこそ私は、誰よりも誠実に、誰よりも現場で汗をかき、誰よりも結果にこだわる実務型の政治を実現してまいります。

皆さまの生活を少しでもよくするために。

健康で長生きできる田川をつくるために。

子どもたちが、この田川に誇りを持てる未来をつくるために。

田川市長選は、田川の未来を決める大切な機会です。

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著者

佐々木 まこと

佐々木 まこと

選挙 福岡県議会議員選挙 (2023/04/09) [当選] - 票
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田川市選挙区

肩書 元県会議員
党派・会派 無所属
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