2026/8/12
【開戦前夜】
先日、映画「開戦前夜」を鑑賞しました。
舞台は、先の大戦が始まる少し前の昭和16年。
軍隊・官僚・民間の若手エリートが、日本政府によって設立された「総力戦研究所」に集められ、アメリカとの戦争が起きた場合、日本はどうなるのか、さまざまなシミュレーションを行います。
そして導き出された結論は、「必敗」でした。
それにもかかわらず、最終的には戦争へと突入していく。
その過程で描かれる、当時の政界、軍部、マスコミ、教育界、そして国民全体を包んでいた空気感。さらには、総理大臣であった東條英機の迷いなど、細かな演出も含めて非常に見応えのある作品でした。
私自身、現在の価値観から当時の判断を単純に「良かった」「悪かった」と評価することはできません。
ただ、この映画を観て強く感じたのは、歴史から学ぶことの大切さと、日本社会における「空気」の力です。
多くの日本人が犠牲となった戦争を経て、私たちは今、平和な日常を生きています。
一方で、前へ進むことを是とする空気に異を唱えにくく、周囲に合わせることを求められる同調圧力は、形を変えながら現在の日本社会にも存在しているのではないでしょうか。
だからこそ、私たちは歴史を振り返り、当時の人々が置かれていた状況や社会の空気を考える必要があります。
その平和が決して当たり前のものではないことを忘れず、過去の歴史と向き合い、未来に何を残していくのか。
考えさせられる映画でした。
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