2021/1/31
元農林水産大臣・弁護士の山田正彦さんの講演を
オンラインで受講した。
しょっぱなからびっくり。
知らないことが多すぎ。
そこで、びっくりシリーズ
びっくり その1食糧自給率の計算を2020年に改めた農水省
家畜の飼料の90%は、輸入に頼っているのに、国産とみなすって。おかしいよね。
輸入の飼料で育った牛でも国産牛なら、飼料のことはどやかく言わない。
国産として計算しちゃおうって。
つまり、食糧自給率は、まだまだ困っていませんよと
政府は、国民をだましているってことね。
びっくり その2 「種を守る」ために農業試験場ではどんなことをしていたか
種は、植えるたびに、だんだん元の種とは異なっていくから、
原原種を保存するって、大変なことなんだって。
どう大変かというと、田んぼに植えても、そこで、
異株ができるから、11回も取り除く。最後に、
できた原原種は、6割だそうです。
このように、種の保存、知的財産を私たちの税金で守り続けてきた。
それは、種子法があったから。
でも、種子法がTPPで廃止になっちゃったから、大変というわけ。
びっくり その3 1代限りのF1は、毎回、種を買わなければならない
F1を収穫して、その種を植えても、翌年はF1にはなりません。
一代限り。
三井化学アグロのみつひかり これは、F1
民間の品種みつひかりなどは、F1で価格はこしひかりの10倍ほどだって。
あっ、種の話です。生産コストがかかるってこと。
これはF1ではありませんが、民間が開発した米です。(この部分、加筆訂正済み、2021,2,1)
住友アグロソリュージョンズのつくばSD
モンサントのとねのめぐみ
こしひかりより、収量が1.2倍から4倍の収量で味もこしひかり以上ときけば、
生産者もつい契約してしまいそう。
よくよくみると、農薬や化学肥料の会社よね。
お米の種と農薬がセットで売る場合もあるそうな。
びっくり その4 民間に種子の育成権を提供するな
国民、県民の税金で、農業試験場などで種子を守り、開発してきたのに、
いいのか。民間に提供して。
びっくり その5 ゲノム編集の扱いが真逆の日本
EUの各国では、「ゲノム編集は、遺伝子組み換えと同じ規制が必要」としている。
また、講師の山田さんは、イグラシオ・チャペラ教授に取材。
「ゲノム編集は、遺伝子組み換えの延長上の技術であり、
人の命、健康に深刻な危害をもたらすものである」
さて、日本はというと、
2019年10月から、ゲノム編集の種子は、食品安全審査の手続きの必要もなく、
何の届け出もないままに、農家に販売されることになっている。
その上、有機認証できるかを有識者で検討だって。
有識者ってどんなことを知ってる人なんだろう。
とにかく、日本は真逆ってこと。
ましてや木更津市はオーガニックシティと掲げている。
かずさアカデミアでは、確かゲノム編集の研究してたような。
びっくり その6 がん発症リスクの除草剤が日本で野放しに
除草剤ラウンドアップって、よく量販店でも、デーンと置いてあります。
あれです。日本は野放し。
世界のあちこちで禁止。あまりものがどーんと日本に。
ロシアも2014年4月、ラウンドアップ耐性遺伝子組み換え食品の輸入を禁止。
アラブ6カ国も使用禁止に、
ベトナムなどアジア5カ国やマラウィはグリホサートの輸入禁止を決定。
エルサルバドルやチリ、南アフリカ共和国なども
ラウンドアップの販売を禁止するか禁止に向けて動いている。
びっくり その7 除草剤で末期がんになり、勝訴。
講師の山田さんは、学校の除草で、何十回もラウンドアップを
撒いて、末期がんになったジョンソン氏に取材。
裁判で勝ち、賠償金を支払えという内容。
その裁判の担当のロバート・ケネディJr弁護士にも取材。
なぜ、裁判に勝ったのか。
それは、モンサントでガンの実証実験をし、ガンになるのを知っていたという内部資料があったからだと。
びっくり その8 除草剤グリホサートの扱いも日本は真逆
現在、禁止国は49か国。
日本は、グリホサート残留許容量を許容量を大幅に緩和。
収穫前に使うから残留するんだけれど、規制をゆるめたから大変。
綿は、1.0から4.0で4倍だけれど、
そばは、150倍
ごまの種子は200倍
ひまわりの種子し400倍。
さて、そろそろ本題
びっくり その9 2020.12.7改訂種苗法で登録品種は自家増殖一律禁止
どういうことかというと、
登録品種のものは、お金を払って許してもらって作るか、または苗を買う。
違反したら、
懲役10年もしくは1千万円以下の罰金、法人は3億円以下の罰金、共謀罪の対象
法人とは、農業生産法人も含む
世界でこんなふうに、自家増殖一律禁止の国は、日本とイスラエルだけ。
家庭菜園は、自分が食べるだけのものだから、人に譲らないのが原則なので、対象外。
というけれど、道の駅などで、少しつくったものを販売するなどは、
きっと対象となるんだろうなーと聞いていて思った。
とんでもないよね。
これって、来年の4月から始まるんだって。
ということは、今年が正念場。
というのも、次も読んでね。
びっくり ラスト 農家は自分が栽培している作物が登録品種かどうかわからない
いやー。大変。違反したらって、たとえば、飲酒運転したら、
刑罰があるでしょ。だから、飲酒運転しないようにって、啓発するじゃない。
でも、栽培している農家が違反しているかどうかわからないって、
一所懸命つくって、できたらあなたは違反ですって、それはないでしょ。
この1年は、何が登録品種なのかを農家に知らせることが必要。
在来種と思っていても、登録品種だったりするらしい。
なんせ、登録品種は9000種類ほどあるそうな。
世界で、日本とイスラエルの他、一律自家採取禁止の国はない。
その理由は、何が自家採取禁止かを知った農民たちが反対運動をしたからだそうだ。
日本は、わざと知らせないで進めようとしているのか。
そんなことで、農家の人を苦しめたら、作るひとがいなくなる。
ますます、食糧自給率が低くなる。
種を守ることは、私たちの食卓を守ることに直結する。
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