2026/5/1
私が初めて選挙に出たのは、
2006年10月29日告示、11月5日投開票の草加市議会議員選挙です。
告示日の10月29日。
選挙は事務所からスタートしました。
すでに政党の公認をいただいていたため、届け出は党員の方が行ってくださいました。
届け出番号が決まると、すぐに党員の皆さんがポスター貼りに向かいました。
その様子を見ながら、私は
「いよいよ始まるんだ」
と感じていました。
午前10時頃、事務所前で第一声を行いました。
正直に言えば、自分が主体となって準備したという感覚は、あまりありませんでした。
気がつけば、すべてが整っていた。
そんな感覚でした。
第一声のプログラムも、国会議員の手配も、すべて事務所の方で準備されていました。
演説の内容にも事前にチェックが入ります。
そのとき私は、
「これがこの政党のやり方なんだな」
と感じました。
今振り返ると、初めての選挙で右も左も分からない私を、周りが支えながら進めてくれていたのだと思います。
それまでの私は、駅で通り過ぎていく人に向けて話すことはありました。
ですが、実際に人が集まっている前で話す経験は、ほとんどありませんでした。
目の前にいる人たちに向かって話す。
それだけで、やはり緊張しました。
人数にして、およそ50人ほどだったと思います。
今でこそ人前で話す機会は多くなりましたが、あの頃の私は、ただその場に立って話すだけでも精一杯でした。
当時の私は、草加に来てまだ間もなく、地域とのつながりもほとんどありませんでした。
友人もいない。
知り合いもいない。
そんな状態でした。
それでも、目の前にはこれだけの人が集まってくれていました。
その光景を見たとき、素直にうれしいと感じました。
何もないところから始まった自分にとって、その場に人が集まってくれていること自体が、とてもありがたいことでした。
ただ同時に、強い不安もありました。
これだけの人が集まってくれている。
それでも、当選ラインに届くのかどうかは、まったく分かりませんでした。
応援してもらえていることのうれしさと、結果がどうなるか分からない怖さ。
その両方を感じながら、私は告示日を迎えていました。
選挙は、始まったばかりでした。
こうして、初めての選挙本番がスタートしました。
ここから1週間、これまで経験したことのない日々が続きます。
そしてその中で、選挙の厳しさを実感することになります。
次回は、選挙期間中に感じた現実について書きたいと思います。
草加市議会議員
斉藤雄二
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