2021/5/22
おはようございます!
品川区議会議員/都議選予定候補のあべ祐美子です。
19日に開かれた品川区議会文教委員会で、
今春の保育園申し込み状況と待機児童数などが報告されました。
不承諾996人でも待機はなし?
品川区のまとめによると、申込総数は3813人で、前年度比175人減。
入園数は2817人で、前年度比4人増。不承諾数は996人で、前年度比179人減。
結果、待機児童数は5人。0、2,4,5歳児は待機児ゼロです。
という記事を、少々エモーショナルに書かせていただき、
多方面から反響をいただきました。
今年も、多くの方々からご相談いただき、特に1歳児の入園が厳しかった。
結果として仕事の仕方を変えた方もおられます。
なのに、1歳の待機児童数は、全区で1人…。
入園選考の最低指数は高止まり
実際の保育園への入りやすさは待機児童数ではなく
入園者の最低指数でみるのが現実に近いと思います。
さまざまな指標による「保育の必要性」を
足していった指数が高い児童から順番に保育園に入れる仕組みです。
公立認可保育園です![]()
文字が小さくて読みにくいと思いますが、
ゼロ歳児では、1園を除き、指数40~42。
「フルタイム共働きなら、高所得でなければほとんどの園で入園できるけど
一部の園では入れない」レベル。
一方、1歳児クラスは46園中21園が指数41以上。
「フルタイム共働きというだけでは入れない園が半数近くある」レベルです。
*実際の指数計算は多くの指標があるのであくまでも目安です。
私立認可園の場合も![]()
私立認可園は園の数が多く若干のばらつきはありますが、
ゼロ歳児はほとんど40以上。
1歳児では、41以上の園も42園と、半数近くに達しています。
中には最低指数が43という園も。
全体として、
不承諾数が1175人というものすごい数になってしまった(無償化の影響も大きいかも)
昨年度よりは少し落ち着いた印象ですが、
それでも1,2歳児クラスが入りにくいことに変わりはありません。
ではなぜ、「5人」なのでしょうか。
厚労省基準で絞り込み
待機児童数のカウントは厚生労働省の基準に従って算出されます。その中には
「30分以内で通えるところに空きがあるのに入らなければ待機児童にカウントしない」
なども含まれています。
そもそも、職場は3月末まで待ってくれるわけではありません。
1次、2次選考で不承諾でも「3月末までに保育園が空くかもしれないから
復帰できるかどうか分からないけど待っててね」と言える職場は
多くはないのではないでしょうか。
不承諾となった時点で復職をあきらめたり働き方を変えざるを得なかったり。
保育園のためにキャリアチェンジをせざるを得なかった人たちは
「待機児童」には入らないのです。
「待機児童数」はすでに、
保育園の入りやすさの実態を示す指標ではなくなっていると感じます。
保育園に入れないために、仕事の継続をあきらめたり
不本意なキャリアチェンジを迫られる事態をなくすことを目指すのが
本来の「待機児童対策」ではないでしょうか。
統計上の数字をゼロにするだけでは目的を達成したことにはならないと、
私は思います。
待機児童問題の解消は
自治体だけでなく、国や東京都の方針や予算が大きく影響します。
都議会でも、地域の矛盾の改善を働きかけていけるよう
7月の都議選に向けて準備をしています。
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ホーム>政党・政治家>あべ 祐美子 (アベ ユミコ)>今春の品川区の待機児童は5人のナゾ ~区議会文教委員会の報告から