2024/8/11
公益財団法人アジア人口・開発協会(APDA)セミナー”Well-beingの視点から考える「人口と開発」”に出席しました。ウェルビーイング(Well-being)に対する社会の関心度は近年特に高まっています。「身体的・精神的・社会的に良好な状態」と定義され、重要性に関する認識が企業や学術界においても高まっています。


博報堂「100年生活者研究所」の調査では「100歳まで生きたいか」の意識調査で日本が6カ国中最も低い結果となりました。
幸福度ランキングでも143カ国中51位、主要7カ国の中では最下位でした。

日本ではアンケート調査へ謙遜して回答しがちである、という傾向はあるものの、30歳以下に対象を絞ると73位と更に順位が下がります。「人生の選択の自由度」「寛容さ」において日本のスコアが低い、という点について、パネルでは「自由とはなにか」「制度の問題なのか、個々人の納得感なのか」「足るを知ることで、職業選択も変わってくるのでは」「正解を出すだけではなく、無駄に思えることにも意味があるのでは」「自由は実は不安定で心の安寧が得難いこともある」といった議論がなされました。
私からは”ikigai”(生きがい)についてお話しました。イキガイは日本の健康長寿社会の要素として研究されており、海外にも発信できるものと考えています。
また、人間の幸福度についてはハーバード大学の著名な研究で示された通り「幸福を高めてくれるのはいい人間関係」だと思う、とも発言しました。友人の人数でもなく、信頼できる人がたった一人でもいること、ですので、パネルにオブザーバー出席している中高生にも「いいね!」の数に意味があるのではないとメッセージを届けたつもりです。
パネラーからも、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)は人と人の関係性を資本として捉える考え方ですが、個人と個人が繋がっていることをポジティブなフレーズで若い世代にも伝えていこう、という提言がありました。
データで可視化する評価軸だけで幸福、Well-beingを図るのは限界があるのだろうと思います。個人のものさしはバラバラですし、自分のうちなる声と向き合う時間も必要、という指摘にも納得した時間でした。
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