2024/6/30
愛知県では、来年(令和7年)4月から全日制高校に定時制や通信制が併設された「フレキシブルハイスクール」が開校します。通信制から全日制へ、全日制から定時制へなど、「学ぶ形式の行き来」の自由度を担保したこの新しい学校は、現代社会の多様なニーズに応えるために設計されました。
フレキシブルハイスクールの導入背景
愛知県教育委員会は、不登校を経験した生徒など、多様なニーズを持つ生徒のための学びの場を提供することを目指し、全日制高校に昼間の定時制と通信制を併設したフレキシブルハイスクールを4校開校することを決定しました。これにより、生徒は各課程の間を柔軟に行き来でき、自分に最適な学習スタイルを選択することが可能となります。
社会的な意義と課題
フレキシブルハイスクールでは、生徒が別の課程の授業を選択することを許可しています。これにより、例えば定時制や通信制の生徒が早期卒業を目指して全日制で行われている追加の授業を受けることが可能となります。しかし、現行の国の制度では、これらの追加授業にかかる費用が授業料の実質無償化の上限額を超える場合、自己負担が生じる仕組みとなっています。
県の対応と今後の展望
そこで本県は、令和6年6月定例議会で「早期の卒業を目指して努力する生徒に負担を強いるのはおかしい」との立場から、県独自に自己負担分を支援することを決定します。さらに、県は全国知事会においてもこの問題を提起し、文部科学省に対して授業料の支援拡充を求めていく方針です。
まとめ
フレキシブルハイスクールは、時代の要請に応じた柔軟な学習環境を提供し、社会全体の教育格差の是正や生徒一人ひとりの学びのニーズに応える新しい学びの場です。
私・岡は高校教諭の頃、「生徒相談室」担当教員でした。当時も不適応などで登校できない生徒が多く、その解決に深く悩んだことは忘れることができません。コロナ禍が明けた今、我が国(県)では、コロナ禍前にも増して不登校児童・生徒が増加しています。ですから、不登校問題は私にとっても変わらない政治テーマです。故に、本取組は、教育の未来を切り拓く重要な一歩であり、今後も多くの生徒にとって価値ある選択肢となると喜んでおります。
今後も、皆様からのご意見・ご要望をいただき、児童・生徒の不登校・不適応対策に、よりきめ細やかに取り組んでまいります。
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