2026/5/14
― 化石研究から見えてきた、愛知の“もう一つの歴史” ―
■ 東海化石研究会の皆様と知事を表敬訪問
4月28日、「東海化石研究会」ならびに「愛知に自然史博物館を!協議会」の皆様、そして翌29日に名古屋市科学館で開催されたシンポジウムの講師を務められた、名古屋大学・九州大学・北海道大学の先生方とともに、愛知県の大村知事を表敬訪問しました。
今回のテーマは、南知多町を中心とした知多半島南部に広がる、約1750万年前の地層「師崎層群」から発見された貴重な化石群についてです。

■ 約40年にわたる調査が生んだ「愛知の化石」
「東海化石研究会」の皆様は、約40年にわたり地道な調査研究を積み重ねてこられました。その成果として、師崎層群からは数多くの深海生物の化石が発見されています。
さらに5年前には、私・岡も協力した大規模な発掘調査が行われ、保存状態の良い“発光魚”の化石なども発見されました。
29日に名古屋市科学館で開催されたシンポジウムでは、こうした最新の研究成果が専門家の先生方から紹介され、多くのメディアでも大きく取り上げられました。
なお、この一連の化石群は、学術団体から「愛知の化石」として正式に認定されています。愛知には、自動車産業やものづくりだけではない、“世界に誇る自然史の財産”が眠っているのです。

■ 地域の歴史は「地面の下」にも刻まれている
私は今回、講演会事務局の一員として、主に広報を担当してまいりました。
活動を通じて改めて感じたのは、「地域の歴史は、地上だけではなく、地面の下にも刻まれている」ということです。
化石や地層は、太古の地球環境や生命の営みを今に伝える、かけがえのない文化財です。しかし現在、全国の博物館では収蔵庫不足が深刻化し、収蔵品を“除籍(廃棄)”せざるを得ない事例も報道されています。
貴重な資料を守り、次世代へ引き継ぐことは、日本全体の大きな課題になっています。

■ 愛知から始まる、新たな文化財保存の挑戦
そのような中、愛知県では現在、常滑市に全国初となる「共同収蔵庫」の整備が進められています。
この新しい施設には、県美術館、県陶磁美術館、そして県立芸術大学の収蔵品の一部を集約し、単に保管するだけでなく、“見せる収蔵庫”として公開機能も持たせる構想が進められています。
私はこの構想をさらに発展させ、本県の貴重な自然史資料や、散逸の危機にある愛知の地域文化財なども保存・活用できる拠点へ広げていくべきだと提案しています。
愛知の大地には、まだ多くの物語が眠っています。
これからも議会活動を通じて、地域に刻まれた歴史や学びを掘り起こし、その価値を次世代へつないでいけるよう、全力で取り組んでまいります。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>おか 明彦 (オカ アキヒコ)>「教育と文化の岡」が目指す『大地が語る太古の物語をどう伝えるか』