2026/8/8
今日8日付の中日新聞県内版に、愛知県が保有する「トイレトレーラー」が熊本の被災地支援に派遣されたことが紹介されています。
今回のニュースを目にして、改めて感じることがあります。
防災で大切なのは、
「災害が起きてから何をするか」だけではなく、
「災害が起きる前に、どこまで備えられるか」です。
今回熊本へ向かったトイレトレーラーは、まさに、その「事前の備え」が実際の被災地支援につながったものです。
きっかけの一つとなったのが、2024年の能登半島地震でした。
断水などによってトイレが使えなくなり、避難所の衛生環境が大きな課題となりました。
「トイレに行きたくないから、水分を控える」。
そうなれば、体調の悪化にもつながります。
災害時のトイレは、単なる「不便」の問題ではありません。
被災された方々の健康や尊厳、そして命にも関わる問題です。

こうした能登の教訓を踏まえ、公明党愛知県議員団は2024年7月、大村知事に防災・減災対策の強化を要望。その中で、トイレトレーラーの導入・普及を求めました。
その後、愛知県はバリアフリー仕様のトイレトレーラーを3台導入。
車いすでも利用しやすいスロープを備え、室内も広く、水洗式。普通自動車免許でけん引できるため、災害時には必要とされる場所へ移動させることができます。

そして今回、その「備え」が熊本へ。
要望して終わりではない。
予算をつけて終わりでもない。
設備を導入して終わりでもない。
本当に必要な時に動き、困っている人のために使われてこそ、防災政策の意味があると思います。
一方で、今回の熊本への派遣は、愛知県自身の備えをさらに進める機会でもあります。
南海トラフ巨大地震が発生すれば、愛知県も甚大な被害を受けることが想定されています。
避難所だけではありません。
自宅で避難生活を送る人、車中泊をする人、福祉的な支援を必要とする人など、避難の形も一人ひとり違います。
だから私は、これからの愛知の防災・減災を、さらに一歩前へ進めたい。
「災害が起きてから考える愛知」ではなく、
「起きる前に、命と暮らしを守る準備ができている愛知」です。
トイレトレーラーをはじめ、携帯・簡易トイレなども組み合わせた災害時のトイレ対策。
避難所の食事や睡眠環境の改善。
酷暑の中でも命を守れる暑さ対策。
増加が想定される車中泊避難への備え。
高齢者、障害のある方、子どもや女性など、それぞれの事情に配慮した避難環境。
そして、行政だけに任せるのではなく、県民一人ひとりが「自分の場合はどう避難するのか」を平時から考えられる事前防災。
こうした備えを一つひとつ具体化し、
「備えておいてよかった」と言える愛知県をつくりたい。

今回の熊本での経験もしっかり検証し、南海トラフ巨大地震への備えに生かしていく。
これが「防災の岡」として、私がこれから実現していきたい防災・減災です。
熊本の皆様の一日も早い生活再建を心から願いながら、これからも「命を守る備え」を一つひとつ形にしてまいります。
#熊本地震
#トイレトレーラー
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