任期満了に伴う柏崎市長選挙は11月13日告示、20日投開票と決まりました。今回出馬を表明しているのは、いずれも無所属で新人、元柏崎市議会議員の桜井雅浩氏(54)、共産党と社民党が推薦する元柏崎市職員の竹内英子氏(47)の2人です。
現職の会田洋氏(69)は健康上の理由で不出馬を表明したため、新人二人の争いとなる見込みです。
この選挙の最も大きな争点と考えられるのが柏崎刈羽原発の再稼働問題です。竹内氏は市民団体「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」の一員として活動する反原発派。それに対し、桜井氏は条件付きの再稼働を認めています。
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無所属で新人で元柏崎市議会議員の桜井雅浩氏(54)は早稲田大学卒業後、教員や市議を経て現在は学習塾を経営しています。2004年及び08年に市長選に出馬し原発容認を訴えましたが、いずれも反対派の現市長・会田氏に敗北。さらに2011年の東日本大震災で発生した東電福島第1原発事故を受け、「これまで訴えてきた根拠が崩れた」という理由で政治活動を引退していました。
今回出馬したのは、原発反対派だけではなく、推進派からも要請があったためです。「原発への信頼度は下がった」としながらも、再稼働は条件付きで認める立場を示しています。無所属で政党の推薦は受けず、推進派・反対派双方の支持を得ての当選を目指します。
ただし再稼働の条件に付いて明確な説明がされておらず、一部から不満の声も上がっています。現時点での条件は「国に対し、より一層の安全・安心を求める」「市民の生活や経済が向上するものであること」という内容にとどめています。
共産党と社民党が推薦する新人で無所属の竹内英子氏(47)は、元柏崎市職員で保健師。柏崎刈羽原発の再稼働は認めないと明言しています。理由として「事故の際に市民の命と生活をどう守るかが先決である」「十分な避難計画ができていないため」と述べ、東電からの申し出もあっても再稼働の動きを止めることを誓いました。
柏崎原発の再稼働を阻止するべく、市民団体「原発を再稼働させない柏崎刈羽の会」から候補者の擁立がありましたが難航し、9月22日時点で意向を示した桜井市に対し、出馬表明は10月12日と出遅れました。また、政治経験もないため不安感を持つ市民がいることも予想されますが、「柏崎市民の命を守る信念はある」と市政を率いる情熱を見せています。
竹内氏は燕市出身。1994年から今年3月まで柏崎市役所に保健師として勤務し、2014年度には福島第1原発事故の被害を受けた福島県大熊町の会津若松出張所に1年間派遣されました。市民に寄り添った経験を活かし、訴えかける選挙戦が予想されます。
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