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政治団体「ゴリラ」に小沢グループの影!毎日・田中裕之記者が解説する、見え始めた3党合流の輪郭

2026/8/20

選挙ドットコム編集部

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2026年8月19日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、今年2月の衆院選で中道改革連合から立候補して落選した3人が同日に結成会見を開いた新たな政治団体「護憲リベラル共生」(略称ゴリラ)を大特集!新たな政治勢力は3党合流、そして野党再編にどのようなインパクトを与えるのか、結成会見を直接取材した毎日新聞政治部の田中裕之記者が徹底解説!MCの選挙芸人・山本期日前氏も驚いた「ゴリラ」と「小沢グループ」の距離感とは?

※動画内での会議室手配に関する言及について
野間健衆議院議員は会議室の手配に協力したものであり、野間議員ご本人が政治団体「ゴリラ」に参加している事実や意思表示はございません。誤解を招く表現がありましたことを補足いたします。

MC期日前氏:田中さんは先ほどまで「ゴリラ」に行かれていたんですね。

田中記者:ゴリラに行ってましたね。(収録日の2026年8月19日)15時半からゴリラの結成会見があり、私も質問をしたんですけれども、終わらなかったので途中で中座して(この収録に)来ました。

MC期日前氏:ありがとうございます。僕まだ何も分かっていないので。田中さんからゴリラとは何なのか教えてもらいたいです!まずゴリラとは何ぞやというところで、元々、新たな政治団体ができますよという噂はありましたよね。会見に出たメンバーは、前回(衆院選に)中道改革連合で出て落選された川内博史さん、阿部知子さん、平岡秀夫さんの3名。3名だけじゃなく、現職も含めて16名ぐらいらしいぞっていうのが話題になっていました。その会見は結構物々しい雰囲気だったと聞きましたが?

田中記者:まずそもそも、「ゴリラ」とは政治団体です。「護憲・リベラル・共生」、護憲の「ゴ」、リベラルの「リ」、リベラルの「ラ」で略して「ゴリラ」です。共生どこ行ったんだ?

MC期日前氏:「護憲リベラル党」でいいじゃないですか。

田中記者:護憲リベラル党でいいんだけど、略称「ゴリラ」ということで設立した。しかも、政治団体側もゴリラをちゃんと動物としてアピールしてて、今日会見で配られた資料には、ガチのゴリラの絵を出してきた。

MC期日前氏:これは、崖の上に載っていますね。「ファーストペンギン」とか言いますけど「ファーストゴリラ」は見たことないです。このゴリラは飛び降りるんですかね?

田中記者:ゴリラって飛び降りるもんだっけ?崖っぷち感はありますよね。そういう意味かもしれませんね。日も昇ってきているし。(中略)このゴリラの意味については、阿部知子さんが会見で言ってたんですけど、「ゴリラの名称に込めた思いは、力強く地に足をつけて平和を守るという意思を込めている」と。

MC期日前氏:ゴリラってそんなイメージがあるんですか?力強いは分かりますが、平和を守って、地に足をつけているんですか?僕、動物あんま詳しくないので……。でも、やっぱりインパクトありますね。

田中記者:インパクトあるよね。インパクトあったから結構SNS上でも話題になってたじゃないですか。

MC期日前氏:この「護憲・リベラル・共生」だけだったら、中道改革連合っぽい硬さがあるじゃないですか。「ゴリラ」になることによってポップな感じになりましたよね。

田中記者:だから、記者がすごいいたんですよ。衆議院第一議員会館の第5会議室っていうところでやったんですけども、30分前に行ったらもう席ほぼ埋まってて、なんとか座れたんですけども、始まったら報道陣が立ち見していました。テレビカメラもずらっと並んで、多分動画配信してるところもいくつかあって、もうギュウギュウだったね。

MC期日前氏:それだけ人が集まっていたということですか!めちゃくちゃ注目されていますね。

田中記者:僕はもう今日がピークだと思ってるけど。結成会見だけでこれだけ注目されたっていうのは、僕の中では「ごぼうの党」以来。

MC期日前氏:確か、最初結構シルエットで「誰が来るんだ」みたいになっていましたよね。ゴリラの方は、なんかゴリラのぬいぐるみとかそういうのもあったりしたんですか?

田中記者:そういうのはなかったけど、このゴリラの絵は川内さんたちの後ろにありました。

MC期日前氏:多分、こくみんうさぎ(国民民主党の公式マスコットキャラクター)みたいな感じで、街頭でゴリラの着ぐるみの中に入る人が出てくるかもしれませんね。(中略)

僕が一番気になってるのが16名のメンバーです。

田中記者:昨日Xとかでは出所不明ですが、リストみたいなやつが出回っていましたよね。

まず、会見の中身なんですけれども、会見に出てきたのは川内さんと阿部さんと平岡さんで、それぞれ元々立憲民主党で、この前の衆議院選挙に中道改革連合から出て落選した人たちです。役職は代表が川内さん、共同代表が阿部さんで、幹事長が平岡さんです。

田中記者:代表は鹿児島1区(を地盤とする)川内さんになるんですね。現職も含まれるわけじゃないですか?

田中記者:現職が含まれるという話は一応言ったけれども、その名前は明かさなかった。自分たちと前職・現職を含めて16人とは言ったんですよ。現職はXで回ってるリストだと4人いたと思うんですけど、その名前も、何人いるかも明かさなかった。

MC期日前氏:16名はオープンじゃないんですよね。

田中記者:伏せてた。詰めたけどね。

MC期日前氏:ちょっと待ってください。まず前提として議員会館(の会議室)は現職議員がいないと借りられないじゃないですか。

田中記者:そこは僕も質問したんだけど、中道の野間健衆議院議員。会議室のところにどこの事務所が借りたか書いてあるんですよ。会見でその現職の名前を聞いて名前を出すよう迫った記者としては3人目か4人目ぐらいだったと思うんですが、出さないわけですよ。「政治的に微妙だから」と名前は明かさなかったの。

MC期日前氏:3党合流の話もありますもんね。

田中記者:けど、僕も質問で「いや、それはちょっと違和感ありますよ」と。そもそも現職が含まれないと、これだけ記者が来るほどメディアに注目されないわけじゃないですか。落選者3名や前職だけだと影響は少ないけれども、現職が仮に5人以上いたら新党になっちゃうわけですよ。政治資金規正法上も、我々メディアも国政政党として扱わなきゃいけないわけですよ。それがいる・いないでは相当メディアの扱いも違ってくる。だから現職がいるなら、ちゃんと名前を出してくださいと。入口には野間健さんって書いてあるし、SNS上には皆さんご存知の通り具体的な名前も上がっていますよねっていう風にも質問したんですけど、政治状況が微妙な時期だから言えませんと。

MC期日前氏:だって、野間健さんって中道で小選挙区で7人しか受かってない中の1人じゃないですか。しかも、中道で落選して離党した人たちも今回に含まれてるわけとなった時に、野間さんはもう中道から離れたっていうことなんですか?

田中記者:もう1人、地元紙の「信濃毎日新聞」によると、杉尾秀哉さんは立憲民主党の参議院議員でゴリラに参加する意向を表明しました。ただ、杉尾さんも立憲を離党はしない。だから、離党しないけど所属するっていうのがあるので、野間さんも離党届は出さないのではないでしょうか。離党届を出したという話も聞かないし。(中略)

野間健さんがどういう方かと言うと、小沢一郎グループの人なんですよ。

MC期日前氏:そっか。僕、出回ってるメンバーを見て違和感があったのが、野間さんは元々、国民新党とかにもいたりしてたんで、どちらかと言えば保守層も取るタイプじゃないですか。立憲や中道の中でも左派系のメンバーが入ってる中になんで入っているんだろうなと思ったんですけど、これが小沢グループという。

田中記者:僕は、そこがひょっとしたらゴリラと結びつく可能性があるんじゃないかなと思って今日記者会見行ったんですよ。小沢一郎さんのグループって立憲の中に参院議員の中で森裕子さんとかを筆頭に5人います。前の首班指名の時を思い出してほしいんですけど、参議院で総理大臣を選ぶ選挙の時、野党3党は中道の小川淳也さんに入れたんだけど、小沢グループの5人だけは参議院の立憲会派の会長である水岡俊一さんに入れたんですよね。つまり造反してるわけですよ。だから、何が言いたいかと言うと、中道の執行部と最も距離があるのが小沢グループと言えるわけです。そこの野間健さんが、少なくともゴリラに協力している。こういうところで、小沢さんとの繋がりも見えますし、あとは小沢グループに長野選挙区選出の羽田次郎参院議員がいらっしゃるんですけど、杉尾さんも長野なんですよ。参議院の選挙って同じ選挙区で裏表で協力して戦うじゃないですか。そういうところで個別に見ていくと、小沢グループとゴリラの繋がりみたいなものが出てくるわけですよ。

MC期日前氏:ゴリラに小沢さんが関わっていたらめっちゃおもしろいですね!

田中記者:私も記者会見で川内さんに質問したんですけれども、「中道改革連合との合流前に皆さんと色々相談したいとおっしゃっているが、小沢一郎先生とは相談したのですか?」って聞いたら否定はしなかったですね。ゴリラの一塊になる中に、当然小沢一郎先生も入ってくると思いますと。まだ直接話してるかどうかは分からないけれども、野間さんが関わっているところでちらつくわけです。

MC期日前氏:もし小沢さんが関わるってなると、現職が今4人と言われていたのが5人とかになってもおかしくない。国政政党になり得る可能性は……

田中記者:小沢グループは参議院に5人いますからね。(中略)

だから、立憲の中の中道改革連合に合流するかどうかっていうのが野党の方ではポイントになってますけれども、少し輪郭が見えてきたかなと。SNSで出回ったゴリラに参加してるっていう人も含めて、この人たちは合流しない可能性があるなみたいな人たちが。ただ、そのSNSの情報について川内さんは「怪文書」という認識だとは言っていた。

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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