
7月15日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、同日に開かれた党首討論を大特集!2か月ぶりの党首討論では消費税、皇室典範、外国人政策などが話題となりましたが、政治ジャーナリストの今野忍記者とMCの選挙芸人・山本期日前氏が注目したポイントは?
今野記者: 順番に行きますか。玉木さんは消費税にこだわりがあるから、食料品だけを減税することを好意的に捉えていないし、そもそも国民民主党は複数税率に反対なんだよね。 ご自身たちは社会保険料の還付付きの所得税・住民税の税額控除を主張している。まず所得税・住民税を減税して、引ききれない分を社会保険料から還付する形だよね。低中所得者への支援として食料品の消費税減税を行うと、かえって高所得者への恩恵が大きくなるため、高市総理が考えているまず2年間の食料品消費減税をやってその間に給付付き税額控除を準備して実施する考えですが、その「つなぎ」にならないという考え方です。
ただ、玉木さんは「2年後には景気が悪くなる可能性が高い」とも言っていたけれど、これはあくまで景気循環の一般論として言ったのだろう。とはいえ、あれを公に言われてしまうと少し引っかかるよね。 それに対して、高市総理の方が被せる形で「だから経済を強くしよう。国民民主党とは一緒にやれると思います」という趣旨を答弁していた。
MC期日前氏:明るい方向で行きましょうという感じでしたよね
今野記者:若干、精神論チックではあったけれど、高市総理の方が言葉も国民に分かりやすく、簡単な言葉を使う。政策に詳しい玉木さんの、どちらかと言えば少し悪い部分が出てしまったような感じがするね。
MC期日前氏: 見せ方が上手かったですね。
今野記者:そう、見せ方の問題だと思います。(中略)次は小川淳也さんについて行きますか。何か呪文のような始まり方をしなかった?
MC期日前氏:「暮らしが先、暮らしが先」とおっしゃっていましたね。メモの件も話題になりましたが、「暮らしが先」と言っていたので「経済系の質問からするのかな」と思っていたら皇室典範の話をされたので、「暮らしが先」はどこにいったんだと僕は最初にツッコんでしまいました。

今野記者: 「暮らしが先」だけど、今回の食料品消費減税は賛成でも反対でもない。よく分からないよね。
MC期日前氏:あれはクラファンのポスター選挙で、3つ候補があった中で「暮らしが先」が選ばれたからだと思います。それを刷り込みたくて連呼していたのでしょうね。
今野記者:新しい党の標語だからね。でも、あれはずっと変わってないんだよ。その前は「生活者ファースト」で、それを単に日本語にしただけ。(中略)
今野記者:でも、6人も登壇者がいると、もう討論にならないよね。月1回党首討論を開くと言っていて6月は開かなかったから、今回は6月・7月分ということでいつもより15分拡大して60分になったけれど、1時間半くらいやらないとキツイな。

MC期日前氏: やっぱり短いという感想は変わらなかったですね。
今野記者:最後のチームみらいの安野(貴博・党首)さんは4分ほどしか持ち時間がなかったし、前回が3分だったから1分増えただけ。これなら、中道改革連合・立憲民主党・公明党の3党で一緒になると言って合流協議会を作っているのだから、せめて党首討論くらいは一緒にやればいいのに。中道のハイライトは呪文から始まって、「紙を見るな」と総理に言って「あなた見てますよ」と返されて、「私は目を落としているだけで、読んでいません」と返した場面でした。「どう違うんだ」というヤジも飛んでいた。安倍総理の『桜を見る会』の質疑への答弁で「募っただけで募集していません」という珍答弁の時もみんな苦笑していたけど似ているよね。おそらく、「読み上げていない」と言いたいのでしょう。(中略)
MC期日前氏:あと、参政党はやっぱり外国人政策や通信傍受の件を質問していました。あと、チームみらいはAIじゃなかったですね。
今野記者:今回は消費税だったね。
MC期日前氏:そのパターンがあるんだと思いました。
今野記者:そうだね。まあ、消費税反対も今回の彼らの1つのコアだからね。逆に皇室典範については自主投票にしたり、副首都法案で賛成に回ったりとか、デジタルを入れたことで結構柔軟にやっているから、僕はあのスタイルは結構好きだな。
自分たちの本当に政策で訴えたいところは徹底してやるわけでしょ。AIとかデジタルで戦って、皇室とかそういう自分たちがそもそも公約で訴えてこなかったことに関しては自主投票にしたりとか、柔軟にやっていると思いますよ。

MC期日前氏:そうですね。君子豹変とか毎回1個ワードを何か残しに来ていますよね。前回は「AIカテキョ」でした。考えているんだなっていうのはめちゃくちゃ伝わりますよね。
今野記者:総じて、何かが決まる党首討論ではなかったですけど、それなりに見せ場というか話題性はあったかなという感じですよね。
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