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議員定数削減の先送りで副首都法案は通るのか?会期は延長するのか?国会最終盤情勢を今野忍記者が解説!

2026/7/10

選挙ドットコム編集部

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7月9日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、7月17日に会期末が迫る国会最終盤の動向を取り上げます。7月7日に行われた自由民主党と日本維新の会の与党党首会談で議員定数削減法案の先送りを決めたことによる国会運営への影響は?会期延長はあるのか?政治ジャーナリストの今野忍記者とMCの選挙芸人・山本期日前氏が明るく痛快に解説します!

MC期日前氏:日本維新の会は前の党首会談で、副首都法案について(大阪都構想の是非を問う住民投票を)大阪府全域で実施するところで(附則を削除することで) 1回折れました。今回は定数削減でも折れた時に、維新にとって取り下げる代わりに「アメ」になる部分やプラスにできる要素があるのかでしょうか。報道を見ている限りは、そこを感じなかったんですよ。

今野記者: そうね。前回、投票を大阪府全域でやるっていう副首都法案で、都構想(の住民投票)を大阪府全体できるってやつを大阪市限定に戻した。過去2回負けたのと同じ選挙にする代わりに、高市総理は都構想を高く評価すると言いました。 吉村(洋文・代表)さんは「賛成する」って言っちゃったんだけど、正確に言うと「高く評価している」ね。(副首都法案は)議員立法だから、総理大臣がこれを良いとか悪いというのはちょっと違うんじゃないかってこともあって高市総理もそこは分かっていらっしゃるから、「高く評価する」というところで一応花を持たせたんだけど、今回(の党首会談)は、そういう意味でお土産はないな。強いて言えば、継続審議にしたことじゃない。まだ秋に、To be continued ね。だ、継続審議にしたことで定数削減は、要はまだ終わってはいないよって、再々チャレンジするよって。

MC期日前氏: だから継続になったことで、維新もまだ公約実現に向けて頑張りますと言えるようになっているんですね。

今野記者: そう。俺が取材した維新の幹部は明確にそう言っていたよ。今回これ以上やって、『高市丸』自体が座礁しちゃったら、自分たちも連立政権の一角として『高市丸』に乗っているわけだから。ましてや、次の内閣改造では維新も閣内に入るわけでしょ。ここでこの政権を潰しても自分たちに良いことないから。だから議員定数を下げる、その代わり副首都をしっかりやってもらうと。もうこれはトランプでいうカードみたいなものだから。こっち(定数削減)は引っこめるけど、こっち(副首都法案)やってもらおうって。

MC期日前氏: これ副首都の話し合いも今後行われていくことになりますか?

今野記者: そうだね。だから、維新としては二つあった連立の肝入り法案は、議員定数削減で衆院の比例定数を、協議会で選挙制度含めて決められなかったら1年後に比例を45削減するって法案をとりあえず一旦取り下げる。ただ、廃案にはしません。継続審議の手続きを取って、次の秋の臨時国会で再々チャレンジしますっていうところ。 副首都法案に至っては今国会成立のためにやる。国民民主党の玉木(雄一郎・代表)さんと榛葉(賀津也・幹事長)も「ちょっと修正を求めるけど副首都は賛成できる余地がある」というか、賛成の方向でおっしゃってたじゃん。

MC期日前氏: だから国民民主党は今の政令指定都市とかにより権限を与えるっていうお話でした。 今じゃあ維新の方でやろうとしてる内容のまま突っ切るのか、また交渉して特別市を入れた上で……。

今野記者: いや、あれは都構想案に対する対案だから。副首都法案と都構想の法案は本来別のものです。都構想は大阪市を解体して特別区にする、東京の特別区みたいにするっていう法案。副首都法案は副首都に認定して、都市のバックアップ機能とか、東京が南海トラフなどの災害が起こった時の代わりになるような設備や施設を作っておくみたいな法案だから。ただ、維新の吉村さんが「副首都にふさわしい大阪のために都構想」ってなんかくっつけちゃっただけで、本来は別の法案です。特別市っていうのもまた別で、副首都にするのにふさわしい大阪の形として都構想なのか特別市なのか。副首都法案自体には、多分国民民主党もある程度修正は求めるかもしれないけど、賛成はできると言っていました。

MC期日前氏: じゃあ、これはもう基本的に通りそう?

今野記者:副首都は通ると思いますよ。ただ、気をつけなきゃいけないのは、今参院は、だから自民の石井(準一)参議院幹事長もすごいお達ししているよ。

MC期日前氏: お達し?

今野記者: だから、緊張感持って遅刻するなとか。小学校みたいだけど。どういうことかと言うと、参院には16法案くらいまだ残ってるんですよ、あと(会期が)10日しかないじゃん。定例日を全部使ってもひょっとしたら間に合わない可能性があるわけよ。

MC期日前氏: ああ、そうか。だからあれですね、委員長が遅刻して流会とかあるので遅刻をやめなさい、「早めに来い」と。

今野記者:ニュースにならないレベルでも、「首都高渋滞でした」みたいなことがたまにあるんだよ。とにかく野党を怒らせないように、くだらない理由での遅刻はやめてね、ちゃんと時間通りに行ってちゃんとやってね、というお達しをしているくらい。この時期に衆議院会館行くと、衆議院はもう大体法案も終わってきたから幹部以外は割とダラダラしてるんですよ。今ピリピリしてるのは参院の幹部なんですよ。参院は『出口』を預かってるから。衆院は衆院を通ったらおしまいだけど、参院は衆院から来たものを残った会期でやらなきゃいけないから。参院っていうのはどうしても会期末が気になってしょうがないですよ。

MC期日前氏:17日までには終わる感じなんですか?

今野記者: いや、ちょっとはみ出すんじゃないかって言われてるから、その場合には、はみ出す分の延長でなるべく早く閉めたいと。

MC期日前氏: 元々言われていた「60日ルール」みたいな2回にわたる長期延長は基本的にないと考えて良いんですか。

今野記者: あんな長期の延長はない。長くても7月いっぱい。8月には、広島・長崎も、終戦の日もある。それまでには環境を整えて終わらせたいってことでしょう。現に皇室典範の改正は、議員定数削減法案を取り下げたことで国会が正常化したから通る見込みです。(中略)今の流れで行けば、記者としては夏休みは安泰です。野党も延長はそれほど望んでいないんですよ。政治家さんは夏休みは地元の活動をするからね。

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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