社会民主党は4月6日、党首選の再選挙を開票し、新代表に福島瑞穂(ふくしま・みずほ)氏を選出しました。今回の党首選は13年ぶりに党員投票が行われる形で執行されましたが、3月23日に行われた1回目の投票では過半数に届く候補者がおらず、上位2名による決選投票が実施されました。このコラムでは、福島氏の経歴や政策をまとめました。

福島氏は1955年、宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業後、弁護士として活動して1998年参院選で初当選し、現在5期目。2009年の鳩山政権で内閣府特命担当大臣に就任して男女共同参画・自殺防止・少子化対策などを担当しましたが、2010年に辺野古への新基地移設の閣議決定の署名を拒否して大臣を罷免されました。これまで、党首や副党首、幹事長などの党役職も歴任しました。
今回の党首選には前参院議員の大椿裕子(おおつばき・ゆうこ)氏、副党首のラサール石井(らさーる・いしい)氏も立候補しており、福島氏と大椿氏による決選投票となりました。
福島氏は選挙後の会見で以下の通り語りました。
党員・協力党員の皆さんの1票1票で党首にさせていただきました。このことは本当に重いと思っておりますので、これから2年間、バリバリと社民党の再生のために、そして躍進のために社民党の支持率が上がり、議員を増やし、もっともっと大きな役割を果たすことができるように邁進してまいります。どうか本当によろしくお願いします。
とりわけ投票してくださった全ての党員の皆さんに心から感謝を申し上げます。また、この忙しい時に各都道府県連合がそれぞれ投票箱を設置し、あるいは郵送に備え、いろいろ事務作業が大変だったと聞いております。1回目の投票、そして決戦投票となって、スケジュールも大変な中でそのやり取りもしてくれた各都道府県連合の皆さんにも心から御礼を申し上げます。党員の皆さん、各都道府県連合の皆さん、また応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。そして党首としてこれまで以上にバリバリと、また新しい社民党を作ることができるよう邁進してまいります。どうかよろしくお願い申し上げます。
私自身は、実質的なこういう党員一人ひとりの投票で選ばれるというのは実は初めてです。ですから、とてもいろいろ思うこともあり、また、実は党首として各都道府県連合の幹部やブロック事務局長やいろんな人と話す機会はあり、もちろん党員とも話す機会はあるんですが、全てとは言えませんけれども、膝を突き合わせていろんな党員の皆さんから、限られてはいるんですが、いろんな声を聞くことができて、それは本当に良かったと思っています。
「社会新報をもっと面白くしてくれ」とか「もっと街宣の頻度を増やしてくれ」、ポスターについて、あるいは社民党の党勢がなかなか上向かないことについて「これからどうしたらいいのか」「何をやったらいいのか」ということやたくさんの要望も聞いてまいりました。ですから、そのことを糧として、これから「社民党Reboot」、社民党の再生に向かって頑張っていきたいと思っております。
私自身も公約を5つの項目に分けて掲げました。私は選んでいただいたので、一つひとつの公約の実現に向かって実行してまいります。約束したことはこれは実行しなければならないということで、党首になった以上、党首選の中でお約束したことをしっかり実現をしてまいります。
とりわけ力を入れていくのは、やはり何と言っても議員を増やすことです。来年の統一自治体選挙で、私は「新人を50人増やす」と言い、ラサールさんは「100人」と言っているので、そこをどうするかというか、どうやって自治体議員を増やしていくのか。倍増を含めてですね、現職はもちろんのこと、どうやって新人の議員を増やしていくのか。そのためにブロックで「ミニ政治スクール」をやると宣言をしてまいりました。
また党員の皆さんと話をすると「ブロックだとなかなか取り組みが難しいので、できたら県別にやってほしい」といろいろな要請も受けました。ですから公約として掲げたことはもちろんですが、その実現に向かっては皆さんと相談して、どういう形だったらその政治スクールがやれるのか。まずできるところから始めることになると思いますが、今4月なので、5月から年内の8ヶ月間でやり切る。できれば早い方がいいんですが、そのことをまず一番に党首としてやること、自治体議員を増やすということをとにかくやっていきたいと思っております。
また、自治体のネットワークの強化や、政策のブラッシュアップなどの要望もたくさん受けております。ですから政策審議会の強化も含めてやっていきます。
また20代、30代、40代、50代、いろいろな世代の人たちをしっかり応援していくということで、次世代育成についても、この2年間の間に精一杯、力いっぱい取り組んでいきます。
公約でお約束したことを一つひとつ実現するために頑張っていきますし、また、公約以外にいただいた要望もたくさんありますので、それも整理して優先順位をつけ、やっていきます。社民党Reboot、社民党の再生に向けて今後どういう形で社民党を元気にしていくのか、それは今の段階では全く白紙です。これからたくさんの皆さんと意見交換をしながら、元気な社民党作りに邁進していきたいと考えています。
私自身は、この党首選を経て、全く新人の党首として頑張っていこうというふうにも思っております。その「新人」という意味は社民党Rebootも含めて、今すでにスタンドアップコメディや各地での憲法カフェ的なことなどスタートしていることはありますが、さらにそれを充実させてやっていきたいと考えています。
今、国会は、予算の審議がどうなるかという、今日も参議院の予算委員会をやっておりましたけれども、非常に山場を迎えております。憲法9条が非常に大きな意味を持っていること、安保関連法、戦争法がどうなっていくのか。武器輸出の見直しの問題を含め、そして何と言っても生活の問題。生活が本当に厳しくて、日本政府がちゃんとイラン政府と交渉するなり改善してほしいという声も大変聞いております。政治はもう待ったなしで、社民党が元気に頑張っていかなければならない局面を迎えていると思います。そのことも合わせて、党首としても国会の内外の事柄についてしっかり取り組んでいきます。
また国会の中に「高市一強を心配する会」など他党との連携も強めておりまして、そこに集う政党やグループ、無所属の皆さんたちがもっと増えて、国会内でもっと力を合わせてやっていけるように、社民党党首として頑張っていきたいと考えております。
国会もまた大変な状況下でありますが、そこで社民党が元気にと思ってもらえるように頑張ります。それから社民党の党首選は全国の党員、そして協力党員の皆さんと話をして要望を聞くというのが、割と重要な役割だったと思っています。今後は社民党を応援してくださるたくさんの皆さん、党の外に向かってもっともっと社民党としてやっていけるように、みんなで力を合わせていきたいと思います。
今回、厳しい党首選を経て党首にしていただきました。決戦投票になり、ここでいただいた票や思いは、「やはり党の改革をしてくれ」「党を変えてくれ」という思いも本当に強いんだと思います。それを真摯にきっちり受け止めて、「党を変えていくぞ」という形で「党が変わった」と言ってもらえるようにまた頑張っていきたいと思っております。どうか「新生社民党」をよろしくお願いいたします
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