政治家の「嘘」を見抜く考察力とは?西田亮介氏と望月衣塑子氏が激論

2026/02/10

TOPページピックアップ記事

おすすめ

政治家

選挙ドットコム編集部

2月4日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、日本大学危機管理学部の西田亮介教授と東京新聞の望月衣塑子記者がゲスト!自民党の裏金問題を「キックバック・中抜き・うっかり」の3類型で西田氏が鋭く解説。さらに望月氏を襲ったネット上の驚愕のデマなど、SNS時代の情報との向き合い方を深掘りします。

政治家の言説の考察こそメディアの役割

西田亮介氏(以下、西田氏)政治家は全員嘘つきだ、なんて言われますけど、僕はそもそも人間というのは嘘をつくものだと思っているんですよ。望月さんは嘘をつきませんか? 僕は5分に1回くらい嘘をつきますよ。

MC山中貴士:え、そんなにつくんですか?(笑)

西田氏:いや、ちょっと盛りましたけど(笑)。

望月衣塑記者(以下、望月記者):でも人間は嘘をつくものって、分かりますよね。相手にある程度配慮して「本当はこうだけど、今はこう言っておこう」ということはありますね。

西田氏:ね、だから方便だと思うんですよ。方便を使うのはいい。けれど、それは「パズル」や「謎解き」のようなものだと思っていて、「嘘をついているだろう」と思えば、それが一体どういう意図でそう言っているのか、本当の実態はどうなのかを考察する。この「考察ゲーム」のような仕事こそが、メディアや報道、評論の役割の一つなんじゃないですかと言いたい。

だから僕は別に「嘘をついている政治家は地獄に落ちろ」とは思っていません。「それ、前とおっしゃっていることが違いますよね」「実態はこうですよね」と解き明かすのが我々の仕事だから言っているだけです。

(中略)

望月氏:選挙戦に入るとそれまでと全く違うことを言うし、センターピンをずらしていくからもどかしい思いは感じますね。

西田氏: 今のお話で申し上げると、嘘は物語・ナラティブと読み替えてもらえればいいんです。

高市総理も幹事長代行も記者会見などで、自民党の不記載と他党の不記載は同じである、裏金と言うなという趣旨のことをおっしゃっていますよね。だけど、自民党の問題と他党の不記載問題は、全く違います。皆さんは政治とカネの問題って、分かりにくいから「そうかもしれない」「そうじゃないかもしれない」と思っていると思うんですよね。

自民党に限らず、不記載問題には3つの種類があると考えてください。「キックバック不記載」「中抜き不記載」、そして「うっかり不記載」です。「うっかり不記載」はいわゆる不注意で、これは自民党にも他党にも広く認められます。これに関しては平たく言うと、四の五の言えないと思います。自民にも他党にも金額が多い人はいるので、ここは一旦除外しましょう。

問題は残る2つです。これらは私が見る限り自民にしか認められない。「キックバック不記載」とは、例えば100万円のノルマに対し150万円のパーティー券売上があった場合、150万円を党に戻して、超過分の50万円を議員側に戻す。この時、不思議なことに派閥(党)側の支出にも、受け取った議員側の収入にも記載されない。これが頻発していたのが自民党です。そして「中抜き不記載」は、売上のうちノルマ分だけを党に入れ、残りを手元に置いて不記載にする。この2つの形態は僕の知る限り、少なくとも沢山認められているのは自民党だけだと認識しています。もし、判例があれば教えてほしいが、少なくともたくさん認められているのは自民党だけです。

自民党の皆さんは「他党の不記載と同じだ」と言いますが、キックバックや中抜きは明らかに「裏金」です。これを「嘘」と呼ぶか「ナラティブ(物語)」と呼ぶかはなんとも言えませんが、僕はあえて「嘘だ」とはっきり申し上げています。

望月氏が語る、切り抜きが生んだデマの告白

望月氏: 切り抜き動画の影響は本当に止められませんね。一つ皆さんに言っておきたいのは、ネット上で「望月は岡田克也さんの三男の妻だ」というデマが、ものすごい勢いで回っているんですよ。岡田さんが存立危機事態に関して高市さんに質問した時に、「(質問した)岡田が悪いんや」という(論調の)延長に、岡田さんに駅頭で他の記者とインタビューしたのがきっかけにデマが広がって。その言説があまりに広がってしまったから、信じ込む仲間まで出てきて、今は一生懸命一つずつ打ち消したりしているんですけど。

でも、そういう意味で、今も参政党などが入っている現場で、こないだの村井知事に対して「外国勢力の手先だ」といった声が。伊藤惇夫さんもおっしゃっていましたけど、完全に「地上戦」という色合いと「空中戦」という色合いに分かれていて、確かに私もそう思うんですよ。

地上戦の集会を見れば、高市さんや、中道改革連合も学会の女性部の方々がすごく集まっていて「うわ、この集会はすごいな」と圧倒されます。でも一方で、若い無党派層や世の中のことがまだよくわからない人たちからすると、「岡田克也の三男のパートナー、あるいは弟のパートナーが望月だ」という情報がネット上ですごく回っているから、みんなそれを信じ込んでしまっている。今の選挙もすごいですよ。激戦区の状況を見ると、特定の候補者が「外国勢力の手先だ」とネットで叩かれていたり。

西田氏:今のを切り抜くと、「望月さんは岡田さんの息子のパートナーだと選挙ドットコムで告白」という動画が作られちゃう可能性がありますね(笑)。明確に否定したほうがいいですよ。

望月氏:あ、そっかそっか! あり得ますね。違いますから!

動画本編はこちら!

この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!

選挙ドットコムちゃんねる、ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!


有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?

選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。

有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。

ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?

情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。


政治家限定!
選挙の最新情報をLINEで配信中

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

関連記事

1回目の選挙で「1位」→再選挙でまさかの「最下位」! 過去5例しかない「再選挙」が面白い!

2017/12/12

品川区長選挙に立候補 大西光広(おおにし・みつひろ)氏の経歴・政策まとめ

2022/09/29

行橋市長選は新人2名と現職の争い!福岡県

2022/02/26

モバイルバージョンを終了